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2023.4.8「福のラジオ」より「管理栄養士」の話

開始12分すぎくらいからのエピソードトークについて。

埼玉県のリスナーさんから「管理栄養士」についての投稿が寄せられました。
内容としては「福山さん断ちしてごめんなさい」なのですが、卒業されてしばらく経ってから、管理栄養士試験を受験され合格なさったとのこと。
それがどれほど大変か、現役生でも4年間一生懸命勉強してなんとか合格を掴みとった妹を見てきたから、よくわかります。大変努力なさったのだと思います。
管理栄養士、まだまだ知られていないし、待遇もいいとは言えず、妹の職場でも深刻な人手不足に悩まされています。端的に言えば、お給料を上げて人を増やし、残業や他店舗へのヘルプをもう少し減らしてほしいです。なぜそう思うか、当たり前かもしれませんが、後述します。
そんななかで、全国ネットのラジオで話題になったことを、個人的にうれしく思います。
投稿者さん、合格おめでとうございます!そして、送ってくださりありがとうございます!
また、この投稿を選び、「管理栄養士」について調べてくださったスタッフさん、ありがとうございます!

見出し画像は、妹が大学3年生のときに保育園実習に行った際に、食育のため作った「行事食」カードの1枚。残念ながら4月がなく、5月より華やかな見出し画像を選びました(妹から以前掲載許可をとっています)。
ちなみに行事のカードもあります。

ひなまつりのカード

余談ですが、妹は折り紙が得意です。

今日、妹は初めての休日出勤中。代わりに休みはきちんといただけるようです。
今月から、妹は社会人2年目。
先日初めて栄養相談を受けたという話を書きましたが、今日から正式に、月1回開かれる健康相談会に栄養相談員として、先輩と一緒に出ております。さすがに初回から邪魔するわけにいかず、おとなしく部屋の片付けをしていますが、いつか行ってみたいなぁ。
その栄養相談を前に、妹に「あの相談者さんはその後もいらしてるの?」と聞いてみました。
すると、「ヘルプばかりでタイミングが合わなくて、予約をいただいても当日不在で代わりの管理栄養士が対応する旨を伝え続けるうち、いらっしゃらなくなった」とのこと…もちろん、店舗の他の管理栄養士さんにも引き継いではいるそうですが、初めて対応した妹を信頼して来てくださっていたんですよね…もちろん、他に、いろんなご事情がおありなのかもしれません。それでも、妹は複雑な思いを抱えています。
妹が他の店舗へヘルプに行ったときも、先輩の管理栄養士さんが報告書に書かれていたそうです。以下、要約です。

この店舗には管理栄養士は私だけです。
私に栄養相談をしたいと何人かご予約をいただいていますが、ヘルプが多く対応できず、お断りせざるを得ないこともしばしばあります。
人手不足はわかりますが、管理栄養士の資格取得者は、もう少しヘルプを減らせないか、調整いただけないでしょうか。

簡単なことではないとわかっています。それでも、やるせなさが伝わり、やりきれないです。
管理栄養士のいる店舗には「管理栄養士がいます!相談受付中!」といった幟が立っています。調剤薬局・ドラッグストアも競争が激しく、そういうところで差別化を図る必要があるようです。それなのに、です…

少子高齢化時代、人手不足は仕方ないかもしれませんが、だからといって、少数の人材をこき使っていいわけありませんよね。それでは、人手不足のスパイラルに陥るだけです。サービスを充実させたり、店舗を増やして売上を上げるのも大切かもしれませんが、もう少し現場に目を向けてはいただけないでしょうか、と思ってしまいます。
様々な現場からも、偉い方々が声を上げてくださっているようですが、なかなかトップまでは届かないようで…

こんなこと書いたら逆効果なんじゃない?と思われるかもしれません。私もわかりません。
でも、だからって言わずに耐えるのはしんどいです。言って変わらなかった前職でもしんどかったけど、言い続けました。それは後輩たちのためにも。声を上げることをやめてはいけないと思います。今日、より一層思います。

でも、大変ななかでも、妹はやりがいを感じ、今のところ辞めようとは思っていないそうです。がんばってるなぁと思うし、水を差したくありません。利用者としても、同じ信頼できる管理栄養士さんと相談したいじゃないですか。日々忙しいなかでも、勉強を怠らず、ヒアリングを重ねその人のためだけの資料を作ってくれる管理栄養士さんが身近にいてくれたら、心強いと思うんです。病院の管理栄養士さんと違い、薬局やドラッグストアの管理栄養士さんには、病院への予約がなくても相談に行きやすいのです(病院によっては、管理栄養士さんと会いやすいところもあると思います)。だからこそ、利用者の声として、届けたいなと思いました。

最後に、初めて読んでくださりもし興味を持ってくださった方がいらっしゃったときのために、妹に関する過去記事を置いておきます。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

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