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戦略的に他人と比較する|周りと比べて落ち込んでしまうあなたへ

先日、会社の後輩に

 「みんなみたいに仕事ができない自分が嫌になってしまう。」
 「同期のAさんと比較して、自分の不甲斐なさに落ち込んでしまう。」

といった相談を受けましたので、
私がした回答とその後輩に伝えきれなかった部分を追加して整理しました。

会社の同期や学生時代の友達と自分を比べてしまって、
自分ってダメだなーと悩んだり、焦ってしまったりしてしまう人のためになれば幸いです。

「他人と比べなくていい。」は本当か?

よくある悩みごとの一つで、
私自身も同じように周囲の人に対して劣等感を覚えることはあります。

この悩みに対するよくある解決策として、
「あなたはあなた、他の人と比べちゃダメ。」
「あなたはがんばっているんだから、大丈夫」
というのがあると思います。

なんかそれっぽいですし、「がんばっているからいいっか!」
となりがちですが、
それで安心して満足できる人はこの記事は読まないはず。笑


私はこの問題に対して、
他人との比較を0%にすることがベストな選択ではないと考えます。

では、どのように他人と比較していくことが良いのか考えていきましょう。



自分よりスキルの高い人と同じ環境にいることはチャンス


実はこの「周囲の人の能力や経験が自分より優れている環境」はかなりチャンスです。

周囲の人間の平均が自分になる

これはアメリカの起業家ジム・ローンの有名な言葉で、
年収や、学歴、性格なども最も近い周囲の5人の平均になってしまうというものです。

もし、あなたの周囲に自分より優秀だなと感じる人が多いのであれば、
それだけあなたが成長できるチャンスということです。

ですので、自分のできないことに悲観的になるのではなくて、
自分も周囲の人のように成長できるチャンスがあるんだと、前向きにとらえうことが大切だと思います。

反対にあなたが置かれている環境であなたがトップの成績である場合には注意が必要かもしれません。


それでもつらいときは過去の自分と比較する

とはいっても、できない自分を認め続けるのもつらいですよね。

そんな時は次の質問を自分にしてみてください。

「1年前の自分と比べて成長しているか?」

おそらくほとんどの方が、過去の自分より成長しているのではないでしょうか。
昔よりできることが増えたり、視野が広がっているのではないでしょうか。

比較対象を「過去の自分」にしてみることで
これまでの自分、そして今の自分の状態を否定することはなくなると思います。

自信をもっていいと思います、あなたが前に進んでいるのなら。

と私は周囲の仲間にも、自分自身にも言い聞かせています。


ただし、他人と比較しないことを努力しない言い訳にするのはNG

こんなふうに説明すると、つい自分に甘くなってしまう人もいると思います。

「まあ、あの人はスゴイ人だから、私は私でこれくらいでいいんだ。」

と、他人と比較しないことをがんばらない理由にする人がいますが、
これはNGです。

また、実は他人と比較することにメリットもあります。

それは自分や相手の長所に気付くことができることです。

昨今は自分の強みを生かそう。という考え方が主流となってきていますが、
なかなか自分の長所がわからない、という方も多いと思います。

周囲の人と健全な比較をすることで、
これまで気付かなかった自分の強みに気付くことができ、
さらなるステップアップと繋がることがあります。

私も職場や友人とお互いの長所や短所を素直に話し合うことで
自分の強み、反対に課題に気付くことができ、
とても良い学びを得ることができています。



まとめ|適切な他人との比較で戦略的にサバイブしていく

それでは要点をまとめます。

もしあなたが周りの人と比べて劣っているという理由で
悩んでしまっているなら、それはチャンスだということ。

昔の自分がはるかに成長している今の自分になれたように、
今度は今の自分が周りの憧れる人のようになれるという自信を持てばいいと思います。

そして、自分に心の余裕があるのであれば、
自分より優秀だと思う人と比較し、
それを努力する糧にすることができれば、
ますます成長できるはずです。

自分がつらいときには過去の自分と、
次のチャレンジをしたいときには周囲の人と比較し、
健全な他者との比較で自分を成長させてあげましょう。

そのような比較をし合い、お互いに高めあえることができる存在が
あなたにとってのライバルであり、大きな財産だと思います。

私もそんなライバルがいるからこそ、日々頑張れていると感じます。



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