本を電車内で読むのは頭いいアピールですよね

小学校のとき、
文字ばかりの本が大嫌いだった。

私は間違えてくそくそ進学校に行ってしまったため
その小学校の中では自分が一番おバカちゃんだった。

小学生の頃なんて外の世界があるなんて知らんから
こりゃ、私がこの世で一番のバカだ。将来は就職とかできんなー高校も絶対行けんな、中卒だわ。
と思ってた。

周りの子たちは、
超秀才エリート坊ちゃん嬢ちゃんばっかりだったので
英語のこーんな分厚い本とかえ?それ持って帰るの重くないですか?wみたいな本とかとにかく文字。
文字文字文字
えええーー文字のゲシュタルト崩壊www
私は無理w本とか絵本しか読んだことないんですけどもwwクソワロタってなるような本ばかりを愛読されていた。

そんなさ、愚かじゃない?
めーっちゃ文字文字文字でさ物語伝えるなんてさ、
こっち側の想像の余地ないやんwwwってとんがりコーンぐらいとんがってた。
まぁ、本当は文字見たら頭痛くなるし
漢字?とか分からんしさ、登場人物がもう誰が誰やら分からんくなるしさ、
なんか自分がバカであることを突きつけられてるかのような愚かな気持ちになるから大っ嫌いだったんだった。

そんな感じで、分厚い本が嫌いだったんだけど、
唯一私が世間に頭がいい子というキラメキの目線で
見られることがあった。
それは、「歩きながら本を読むこと」

周りの大人たちはそんな風には思ってないだろうけど
私は通ってる学校の学区を抜けたら
分厚い本を取り出して、歩き読みをしながら帰った。
実際は読んでないんだけど。

周りの大人たち私をみてぇえーーー
私、歩きながら本読んじゃってるんですのよ!
そうなの私頭いいんです。
天才少女なんですの!そう、これ〇〇小の制服!
そうそう、エリートなのぉーーーー
びっくりするでしょ!頭いいんですーー
というメッセージとともに本を読むふりをしていた。

いたいた小学生である。
これにはロリコンも幻滅であろう。

電車内で本を読む時も
思慮深く考えながらあたかも読んでるようなフリをしていたし、公園に遊びに行くにも本をバッグに入れてみたりしてた。

中学生ぐらいまでこの行動をやっていた。
厨二病とかそんな次元ではない。

高校生になって、ほんとに読みたい本に出会っても
自分の家じゃないと、しいては自分の部屋で1人の空間じゃないと本が読めなくなった。
それは、電車で本なんか読んでいたら頭いいアピールをしてるんじゃないか、はいはい読んでるフリお疲れ様って思われるんじゃないかと思ってしまうから、

私も電車内で本や新聞を読んでる人を見て
読んでるフリだって思ってる。

いや、あれは絶対人の目を意識してやってるね。
断言してもいい。

そん感じで、捻くれ者爆誕です。

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