【適応障害】自分にウソをつけても、身体はウソをつかない。
今回はわたしが「適応障害」になってしまったときのお話をしようと思います。
仕事に行くのが辛い
悲しくもないのに涙が出る
苦手な仕事だけど頑張ってる
このような方に読んでいただき、自分の気持ちと向き合うための参考にしていただければ幸いです。
ある日、なまりのように重くなった身体
わたしが上司の推薦で会社の花形部署に異動して、まだ半年も経っていないころでした。
その日もガンガン響くアラームを止めて、起きあがろうとしたもののすぐには起き上がれませんでした。
なまりのように重い身体。
今思えば身体が必死にSOSを出していたのでしょう。
それでも遅刻なんてしたら「社会人失格だ」なんて言われるから、無理やり身体を起こして出勤しました。
わたしが異動した部署は会社の中で「花形」と言われていましたが、フタを開けるとそこには……
電話越しで社内外の誰かに怒鳴り散らしている男性社員
悪口、陰口で盛り上がっている女性社員たち
周りで起こっていることをシャットダウンして自分の仕事だけにのめり込む社員
苦しかったです。
この空間にいるとあちらこちらからネガティブな言葉が聞こえてきて、自分の気分も沈んでいくのも感じました。
トイレに駆け込んでは、大きなため息をつく日々でした。
仕事内容はわたしの苦手なことばかりでした。やってもやってもうまく遂行できず上司から罵声を浴びせられる毎日。
上司から推薦してもらったせっかくの機会だから、あともう少し頑張ろうと必死でした。
23時まで仕事をして帰宅、ロボットのように6時に起きて仕事に行く日々が何日も続きました。
いつものように23時を過ぎて、クタクタになりながら地下鉄の改札を通っていたときです。
悲しくもないはずなのに、わたしの目は涙でいっぱいになっていました。
スマホで検索しまくって、やっと気づいたんです。
わたしの心が壊れてしまったのだと。
数日後、取引先訪問の合間をぬって心療内科を受診したところ、
「適応障害」だと判明し、休職することになりました。
自分への罪悪感でいっぱいでした。
3ヶ月間の休職を経て、わたしは店舗を運営する部署へ戻ることに。
店長業務にも復帰しマネジメント業務は大変でしたが、わたしに合う土壌が「ここ」にはあるんだなと気づけました。
自分にあう土壌で咲こう
社会人になる前によく大人から「仕事は辛いものだ」って言われてきたので「ガマンして頑張らなきゃ」って思ってしまいがちですよね。わたしもそうでした。
だけど本当は、1人ひとりにそれぞれ得意なことがあって、自分が好きな場所で自分の得意なことを活かせば、「仕事って楽しいな」って思えるはずなんです。
花は適した土壌がないと枯れてしまいます。人も同じように自分に合っていない環境にいると、個性を発揮できずに枯れてしまうんですよね。
今、わたしみたいに自分に合っていない環境で必死にもがいているあなた。
わたしのように心を壊してほしくないので、
自分にウソはつけても、身体はウソをつかないので。
一生付き合う自分だけの心と身体を大切にしてくださいね。
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