見出し画像

運動脳という本を読んで参考になった箇所をまとめてみた。

どんな本?

この本によると、脳を活発に働かせるためには運動がとても重要で、定期的に運動をすれば脳が活性化し、記憶力、思考力がアップするということを科学的に検証した結果をまとめた本。
スウェーデンで書かれた本で爆売れしたらしい。

科学的に検証した結果とともに事実が書かれているため、とても説得力があり、定期的な運動をする気にさせてくれる素敵な本。

在宅勤務が続いて運動不足になっている人は脳の力も衰えてしまっている可能性があるので、この本を読んで定期的な運動を是非して欲しい。

参考になった点

参考になった箇所を以下にまとめてみた。

集中力、記憶力をつけるためにすべきこと

  • 歩くよりは走る。

    • 最大心拍数の70〜75%くらいを目安にする。最大心拍数は220から年齢を引いた数字なので、30代であれば135回/分前後、40代であれば125 - 130回/分程度を目標とする。

  • できるだけ運動は朝にする

    • 運動した後はしばらく集中力を上げる効果が期待できる。

  • 30分は続ける。習慣にする

    • 効果が出る前には時間がかかるかもしれないが必ず効果は出る

走ることが抗うつに効果があることを知らない人が多いのはなぜか?

走ってうつ病が治ったとしても製薬会社の利益にはならない。実際には薬と同じかそれよりも高い効果が得られることがわかっているのにそれは上記の理由からあまり周知されていない。これに対し、抗うつ剤は開発にもマーケティングにも莫大な費用がかけられているから、抗うつ際のことをしっているひとが多い。対して、走ることが薬と同じ効果があることがわかれば薬の売れ行きが悪くなってしまう可能性がある可能性すらあるので、この点はあまり宣伝されてこなかった可能性もある。

動きながら覚えると定着率が段違いに良くなる

記憶力を上げたい場合は、テストの直前に運動をするのが良い。記憶力のコンテストで良い成績をさめた人たちは直前に運動をしていた。暗記力をあげたいのであれば運動と暗記を同時に行うのが良い。理由はまだは霧とはわかっていないが、体を動かすことにより血流量が増え、脳にたくさん血液が流れ込むことによって記憶力も上がるといった仕組みではないかと考えられている。

やり過ぎは良くない

どの程度かは人によって変わるし、現段階ではどこが限界点なのかは解明されていないが、例えばウルトラマラソンやトライアスロンなどの過酷なレースは逆効果になってしまうと考えられている。脳の機能を向上させるという目的であれば、少し長めに歩いたり、30分走ったりするくらいの運動量が良いと考えられている。

新細胞を減らす行為

ストレスや睡眠不足、過度の飲酒、高脂肪の食事、特にバターやチーズに含まれる飽和脂肪酸の摂り過ぎによって新細胞が減ってしまう

体力的に優れている=知能も優れている?

スウェーデンの120万人を超える軍隊に入る時の試験結果をもとにしたデータで、体力テストのよかった人は、概ね知能指数が相関して高いというデータがある。ただし、関係があるのは持久力で筋力とは関連がないことも明らかになっている。
長い人類の歴史を振り返ると、デジタル化が進んだのはごく最近であり、人類の脳はそれに追従はできていない。

脳の構造は現在の生活習慣に追いついていない

人の生活習慣は、この100年、特に直近の20年くらいで激変した。
一方で人は何百万年の進化を得て、1万2千年前に原始時代を迎えた。
百年程度では新しい生活習慣に合わせて脳が進化できるはずもない。
そのため、人の脳や体は、現代の生活にではなく、原始時代の生活に合わせてできていることを意識する必要がある。

ウォーキングも良いが、ランニングの方が良い

ウォーキングでも十分に効果はあるが、ランニングの方がよりストレス軽減などの効果がある

まとめ

同じような内容が何度か繰り返されているような気もするけど、ここで述べられていることはきちんと科学的に実証されたことであるようだし、これまでウォーキングを続けてきた自分自身の実感とも一致するので、運動することで脳が活性化するということは間違いないのではないかと思うので、これからも運動を意識的にするようにしていきたい(できるだけ朝!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?