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あの日の風に会いに行く 29 事件です

2023年12月10日 ホノル ルマラソン 走ります
68歳になってるテツと63歳になってるわたしで

それまでしばらくの間、人生の棚卸です
noteにアップしながら
2005年10月から書き始めたブログを
たどってみます


2007年08月07日

事件です

痩せたい方は引っ越すのがいいかも。
ここ1週間で3キロほど体重が減った。
引っ越しましたぁ、みなさん。

めーめー夫妻、chocoさんが手伝ってくれて
4日土曜日午後4時ころにはひとまず終了。
ビールとお寿司で軽く乾杯し、解散。
そのあとダーリンとひとつむこうの駅にあるスーパー銭湯へ。
7時に入って、じゃ8時にここで待ってるね、と。
男湯と女湯の暖簾の前で別れた。
8時に出てCCレモン飲んで待ってた。
15分過ぎました。出てこない。
30分過ぎました。出てこない。これはおかしい。

サウナで倒れてるのでは?
水風呂で沈んでるのか?
スタッフさんに言ったら見に行ってくださった。
「○○さ~ん」、と連呼しながら。
「それらしき方はいらっしゃいません」、と言う。
「先にお帰りになったのでは?」、と言う。
急に気持ちがざわつき始めた。どうしよう。落ち着け~、ユウコ。

chocoさんに電話した。気持ちを落ち着かせるときは友の声だ。
「ダイジョウブ。そのうちごめんごめん、って出てきはるから~」、と言ってもらってちょっと落ち着いた。
館内放送は10回ぐらいはしてもらった。
スーパー銭湯の建物の中も私が探せるところは探した。
スタッフさんがお風呂の捜索に3回ほど出てくださった。
でも出てこない。もう1時間たってます。
もしどこかに倒れてたら死んでしまうかも。
「身体に特徴はありませんか?」、とスタッフさん。
お尻におできがあるとか、手術の傷跡があるとか、何にもない。
頭のてっぺんが禿げかかってて、身長は165cmくらいで…
そんな説明をしているうちに気分が悪くなってきた。
時計は9時15分くらいになってた。
今日ふたりでご近所に「引越してきました」、とご挨拶したばかりなのに。「あの晩お風呂で…残念ながら…」、と私ひとりで挨拶している図が頭に浮かぶ。

携帯に何度も電話をかけたがつながらない。
店としてもやるだけのことはやったのですからもうどうしようもない、とおっしゃる。男湯以外に考えられない、と言ってももう何度も見ました、と言われる。どうしたらいいのかわからなくなった。

気がついたら、「警察に電話します」、と言ってた。
そしたらスタッフさんの態度が急に変わりました。
「ちょっとお待ちを…」、と奥の方に走っていく。
その間に私はイマニシさんに電話した。「ダーリンがスーパー銭湯で行方不明になった。イマニシさんちのご主人に来てもらって男湯を探してほしい」、と。

イマニシさんの家から車でなら30分ほど。
「今から行くから待っててよ」、と言ってくれる。涙が出る。

その電話が終わるころ奥から店長代理が出てこられました。
25歳くらいのきれいな女性です。
事情をもう一度詳しく聞かれ、
「もう一度見に行ってきます」、と走っていかれました。
店長代理が男湯めがけて走っていたころ、
夫は露天風呂の横にある畳の上で目覚めたそうです。

ほんの10分ほどしか寝てないつもりだったらしい。
外でそんな大事になってるとはまったく気づかず、だから時計も見ずに水風呂に入ってぼ~っとしてたら、うら若き女性が自分の名前を連呼しながら入ってこられた。「はい、ボクですが」、と立った夫は全裸。

店長代理さま、本当にお手数をおかけしました。この場で深くお詫びを。
chocoさん、イマニシさん、本当にお騒がせしました。

みなさん、こんな夫婦ですがこれからもよろしくお願いします。
ぜひ遊びに来てください。
近いうちに転居先をメールかはがきでお知らせしますね。

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