「乙武義足プロジェクト」を観て感じた「言葉の力」


乙武さんが義足をつけて歩くというプロジェクトをテレビで放送していた。
義足のプロと一緒に、苦労しながら、乙武さんが義足をつけて自分で歩く。そのチャレンジの様子を描いていた。
なかなかうまくいかない。
身体のプロがいないと気づいて、途中から理学療法士に参加してもらう。
すると、ずっと抱えていた問題が、2つの指摘ですっと解決した。

乙武さんは、ずっと座った姿勢だったので身体がL字型に固まっている。しかも前に進もうとしているので、身体が前にまがって倒れてしまう。

理学療法士が指摘したのは以下の2つ。
1:前に進むことを意識するのではなくて、ペンギンみたいに横の動きを意識してください。
2:身体を棒が貫いて、その棒が天井に向かってひっぱられているのをイメージしてください。

これだけで、前に倒れにくくなって、格段の進歩を遂げたのだそうだ。
わー、これぞ、言葉の力。
ちゃんとしたスキルとそれを表現する力があれば、すごいパワーを発揮するのだ。その好例だなーと思った。

近読んだ『見えないスポーツ図鑑』も、身体の動き等を言葉で伝えるむずかしさや楽しさが詰まった本だった。

(2019/04/10に書いたテキストの改稿版です)

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