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★ 経験者に学ぶ生き方

(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)

先達、すなわち「他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。」(広辞苑)に導いてもらう生き方は、なにも恥ずべきことではない。

むしろ、積極的に、徹底してそうしたほうがよい。

道なき道を行くというのは、格好いいように思えるが、すぐ隣にアスファルトの高速道路があるのに、独りで茨の道で苦労しているなんぞは、冷たく言えば愚の骨頂だ。

既に多くの人が通った道ならば、素直に経験者に学んで、まずは教えられたとおりにやってみるのが、ストレスを減らし、短期間で楽に成功し、幸福度を高めることに繋がる。

私は若い頃、辛酸をなめ尽くして、ようやく知恵に氣付くというような、非効率な生き方を好んでやっていたようなところがあった(笑)。

それはそれで、情報収集には良い方法だったという面はあった(笑)。

しかし、その辛い想いをすることが、いつ、何の役に立つのか、冷静に見た方がいい。

倫理 ethics の語源は、英語の ethics 、その語源は、ギリシア語の ethos 、ethosの語源は、獣道(けものみち)と聞いた。

ある獣が、道無き道を水や食料を求めて歩き回り、運良くゲットした。
次も同じコースを辿ったらまたゲットできた。
それを繰り返すうちに自然に道ができた。
その道を行けば、楽に、安全に水や食料を得られるという情報が多くの獣たちに届いた。
するとたくさんの獣たちがその道を歩くようになった。
多くの獣たちが歩くので、その道はますますはっきりしたものになっていった。……
獣道というのは、このようにしてでき上がっていった。

数多くの体験経験の集大成として、「この道を行けばよい」という間違いのない共通認識になった。

これが、倫理の語源であるというのはとても面白い、興味深いと思ったものだよ。

多くの経験者のその経験に学び、先ずは素直に取り入れる。

これは安全で効率の良い賢い生き方だ。

先達に学ぶのも事前対策の一環なのだよ。

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