～はじめに

『わたし』は、じゅうぶんすぎるほどのいい大人だ。なのについ最近まで、
自分に自信が持てず、
自分のことが嫌いで、
自分のことを大切にできなくて…
いわゆる『自己肯定感』が低い人間だった。だから、周りの人たちのことも大切にしてこなかった。

その理由としてはさまざまあるのだろうが、育った環境によるところが大きく、それに加えてわたしの生まれ持った性格も原因のひとつなのだと思っている。

しかし今は、タイトルにつけたように
『かけがえのないわたし』
だと自分のことを感じることができている。本当にありがたいことだ。

本編では、『わたし』がどんな環境で育ち、どんなことを感じ考えていたか、そしてどうやってそこから抜け出して今にいたるかを綴っていくが、これは自分の中にあったインナーチャイルドを表にあぶりだして俯瞰することで、しっかりとそれを昇華させるための作業である。

そんな『わたし』のワークにお付き合いいただくことで、同じようなことに苦しんだ方や、そこから今も抜け出せないでいる方のお役に立てることを祈ります。

～もくじ

みんな弟が好き
さっちゃんはかわいいスカートをはかせてもらえていいな
みにくいわたし
夫婦仲がいいと子どもにいい影響を与える？
大好きだったおばあちゃん
ミシンで服を作るのに夢中だった中学時代
わたしのことを見て！
父のこと
母のこと
抜け出したと感じたのは錯覚だった
みんなもがいている