劉成道

1980年3月11日生まれ。在日コリアン2世の父と3世の母の間に生まれる。妹二人がいて…

劉成道

1980年3月11日生まれ。在日コリアン2世の父と3世の母の間に生まれる。妹二人がいて、今は妻と娘の3人で暮らしています。小さな貿易商社で努めながら、NGO活動もしています。

最近の記事

歌手 イ・サンウン紹介シリーズ vol.2

昨日、偶然テレビでNHKスペシャル「山口一郎’’うつ’’と生きる サカナクション復活への日々」を見ました。 その内容とイ・サンウンをついつい重ねて見てしまいますが、それは「自意識を捨てる」というところでです。 さて、今回の「イ・サンウン紹介シリーズvo.2」では、昔のインタビュー記事を翻訳してお伝えしようと思います。 曲はおろか、歌詞もろくに理解しておらず、本当に僕個人的な印象で音楽を語る訳ですので、受け止め方は人によって異なるでしょうが、歌手 イ・サンウンのバイオグラ

    • 歌手 イ・サンウン紹介シリーズ vol.1

      さて、7月の大阪ライブに向けて、機運を高めるべく、イ・サンウンについてどんどん紹介していきたいとは思いつつ、客観状況と筆不精がそれを許しません。 シリーズ化できるか、まったく自信がありませんが、それでもそれを目標とすべく、タイトルにvol.1を付けました。 今回は、僕の「実はお気に入り曲」を紹介したいと思います。 신의 꿈(The world is a dream of God)/神の夢 2000年にリリースされたアルバム「She wanted」の収録された曲。同アル

      • 第22代韓国国会議員選挙向け主な政党の政策と目標

        4/10に行われる韓国の国会議員選挙。それに先駆け昨日、3/27から4/1の間は、選挙人登録を行った在外国民が投票する期間となっております。 在外国民は比例区のみに投票を持ちますが、中央選挙管理委員会のサイトで発表されている主だった政党の公約の中で、政策と目標について日本語訳を作ってみました。ファイルにまとめましたので、ご興味ある方、時間のある方、ご覧ください。文字が細かいので、パソコンで見ることをお勧めします。 翻訳のトレーニングも兼ね、翻訳機に頼らず訳してみました。日本

        • 韓国、犬肉食の歴史に幕 「犬食用禁止法」国会通過 市民の意識変化

          韓国、犬肉食の歴史に幕 「犬食用禁止法」国会通過 市民の意識変化 https://mainichi.jp/articles/20240109/k00/00m/030/321000c 賛否ありますが、僕個人的には残念な気持ちになりました。 犬肉は韓国料理の象徴的な存在でした。 犬肉と聞いて思い出すのは2つです。 一つは韓国のハンセン病快復者定着村です。 僕が大学生の時にボランティア活動を行った拠点です。 定着村とは韓国のハンセン病快復者たちの社会復帰をするために、政策に

        歌手 イ・サンウン紹介シリーズ vol.2

          交流の家・秋のフェスティバル

          2023年10月28日(土)10:00~17:30 北海道「笹の墓標展示館」巡回展 2023年10月29日(日)13:00~17:00 交流の家コンサート 年に1度の恒例行事となりました交流の家コンサート、今年はさらにグレードアップ! 東アジア共同ワークショップ関西有志による北海道「笹の墓標展示館」巡回展も同時開催! 交流(むすび)の家は、ボランティア団体のFIWC関西委員会がワークキャンプで建てた1967年に竣工の「誰でも泊まれる」施設です。これまでハンセン病療養所の入

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          百年芸能祭イベント イ・サンウンliveは最高でした!

          百年芸能祭イベント イ・サンウンliveは最高でした! 6月10日、11日の両日、京都、奈良の会場で開催されました。 僕は当然、2days参加。家族の支えがあってできたことでした。ありがとう。 メインはイ・サンウンliveですが、彼女の公演前には、初日京都ではピヨピヨ団と伴戸千雅子&yangjahのパフォーマンスが、2日目奈良はアカリトバリの演奏がありました。 ピヨピヨ団、そしてアカリトバリでも歌われた「調律」とてもよかったです。「今何かが間違っている。本当に大切なこ

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          映画「ただいま、つなかん」大阪上映初日に参加して

          宮城県気仙沼市唐桑半島鮪立(しびたち)にある民宿「唐桑御殿つなかん」を舞台に、民宿女将菅野一代さんと、東日本大震災当時に支援に来ていた若者たちが、ともに歩んできた10年を描いたドキュメンタリー映画です。 2023年3月4日、大阪上映初日、僕は久しぶりに映画館に足を運びました。初日ということで、上映後は本作品監督の風間研一さんと大学教授の西尾雄志さんによるトークショーもありました。 僕と唐桑との縁は、東日本大震災発生直後から、大学生のころから深く関わっていたボランティア団体

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          ブックレビュー「悪い習慣をやめる技術」

           つれあいからの勧めがあり、読んだ本です。 帯にもあるように、いわゆる「ハマって」しまった癖を治す方法が書かれた本です。  本書はハマってしまった癖のなかでも、ストーカー行為をメインに取り上げています。  最近、ニュースで大々的に取り上げられた「福岡ストーカー刺殺事件」では、ストーカー規制法に基づく、被害者への接近禁止命令や、被害者へは警察から通報装置を持たせていたということが伝えられておりました。こういった措置が行われていたにもかかわらず、痛ましい事件は発生しました。いわ

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          2022年買ったCD

          2022年に買ったCDは写真の通り。漏れや間違いもありそうです。 ファン(ファム)としては恥ずかしい話ですが、プリンスの隠れた名盤「CRYSTAL BALL」今更ながら12月に購入しました。 一般的な流通網で新品は見つからず、中古で購入しました。CDを中古で購入したのは初めてでしたが、幸いきれいな状態でした。 プリンスがアーティストとして一番油が乗っていたころと考えている80年中盤から90年中盤の間に作られた楽曲とのことで、当然、素晴らしいアルバムでした。 今回、取り上

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          キムチづくり体験&忘年会を通じて

          少し前になりますが、日本語教室でキムチづくり体験と忘年会を行いました。 日本語教室を通じてつくづく実感するのは、グローバルに韓国の食文化やKポップや、韓国ドラマの人気が高いことです。 例えば、SNSのハンドルネームが、コリアンでもないのに、コリアンらしい名前にしていたり、プロフィール画像が韓国の俳優だったりします。この前学習者同士で食事に言ったと聞いたら、カムジャタンであったり、だれだれのファンミーティングに参加するため、パソコンの前でクリックしまくった話など。 そうい

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          「自分の顔が許せない!」を読んでの感想

          「自分の顔が許せない!」は2004年に発行された新書です。少し前、時々通っていた町の銭湯で古本として売られていたところ、タイトルや帯が目につき、ついつい買ってしまった本です。 エッセイスト・作家の中村うさぎ氏とジャーナリスト・評論家の石井政之氏が著者です。  中村氏は美容整形を繰り返し、その過程も含め赤裸々に公表し世間の注目を集めました。石井氏は顔の右半分に生まれつき大きなアザを抱え、自らの顔にまつわる体験を語りつつ、顔や身体に目立つ徴(しるし)がある人への取材や交流をして

          「自分の顔が許せない!」を読んでの感想

          つるはしにほんごきょうしつ  学習者募集しています!

          今年の2月に始めた地域に暮らす外国人向けのにほんごきょうしつ。 おかげさまで、これまで、2週に1回のペースで開催できています。 これまで、一度でも勉強しに来てくれた方は10人になります。 ベトナムやフィリピン、韓国から来られた方々が参加してくれました。 以前、こちらの投稿でもボランティアの募集をさせていただきましたが、おかげさまで、性別、年齢、ルーツ様々な7名の方が参加してくれています。 ボランティアが集まり、安定的な開催はできているのですが、学習者が、それぞれ事情があり、

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          在日コリアンと名前

            先日、KEY大阪では「在日コリアンと名前」というテーマで学習会を行いました。  自分にとっての名前、社会について、改めて考える機会になりました。  今年の6月に日本籍の在日コリアンに「朝鮮語のあだ名」を強要しているとして、保守系の議員が東大阪市内の民族学級設置校を抗議するとともに,Twitter上で校名をあげて批判を繰り返すといったことがありました。  また、産経新聞も民族学級を批判的に取り上げ、ネット上ではこれに同調するような声がたくさん上がり、実際に心無い人が学校現

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          ブックレビュー「オルタネート」

          今回は、加藤シゲアキさん著、小説「オルタネート」をお勧めしたいと思います。 今年の直木賞ノミネート作品に選出された記事を新聞で目にしたことで、僕はこの作品を知りました。 作者はNEWSのメンバーとして活躍する現役のジャニーズアイドルです。 ジャニーズアイドルで、小説家。しかも直木賞にノミネート! その輝かしい経歴を知り、興味本位でついつい買ってしまいました。 タイトルは「オルタネート」。舞台テーマはSNSを通じての高校生たちのコミュニケーション。 そしてこの表紙の絵

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