見出し画像

ISS(国際宇宙ステーション) and 夏の天の川


https://apod.nasa.gov/apod/ap130124.html


南米アルゼンチンはブエノスアイレスの夜空。
カメラを5分間露出させて撮ったというので、雲がはけで塗ったように写っているが、それでも星空の様子がよく写っている。

写真上辺の左半分くらいのところに、カノープスが燦然と輝く。
カノープは、太陽のおよそ8倍の質量を持つ恒星で超輝巨星または超巨星に分類され、光度は太陽の1万倍かそれ以上に達する天球で2番目に明るい星だ。

カノープスの右下45度、上から5分の1くらいの所に大マゼラン雲そのまた右下、画面の右端近くに小マゼラン雲。
雲と名前がついているが、どちらも銀河で20万光年くらいの位置にある。

中央下4分の1あたりから、左上に立ち上がる天の川銀河。
天の川銀河の上から3分の1くらいの所にピンク色に光る、カリーナ星雲。ここは、盛んに星が生まれている所だ。

そこからさらに3分の1くらい下がった所にある、くろし意味のように見える、コールサック(石炭袋)暗黒星雲。
ここも、星が生まれている所だが、濃いガスがその光を遮っている。

そして、画面を二分するように左から右にスッと伸びる白い線は、高度400Km上空を飛ぶISS(International Space Station:国際宇宙ステーション)の航跡。ISSは約93分で地球を一周する。

こうやって空を見ると、それぞれに壮大な営みがあり、途端に美しい星々の世界が賑やかで活動的な世界に見えてくる。


サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。