見出し画像

A Glowing STEVE and the Milky Way(輝くSTEVEと天の川)


カナダ ManitobaのChilds湖で2017年

画像1

私は、最初この記事を読んだとき、STEVEというのは、スティーブさんのことだと思った。成長するSTEVEと天の川。何じゃそりゃ?

そう、glowingとgrowingも読み間違えていました。
でも、輝くSTEVEさん? 

違いました。
STEVE(Strong Thermal Emission Velocity Enhancement)という現象。日本語に訳すと、『強力な熱放射速度の増大現象』とでもいうものか。

・・・・わからん。

この天の川と対を成している紫の光のリボン。
オーロラに見えるかもしれないが、これが、STEVE。

幅およそ25kmで東西に伸びる高温気体の帯で、地上300kmでの温度は3,000度にもなる。

3000度! 
温度は、上空になればなるほど、低くなるんじゃなかったか。
そうです、実際対流圏と言われる空気が対流するところでは、一番上は、-90度くらいになっている。

しかし、300kmとなると、これは熱圏と言われるところで、温度は1000度くらいになるのです。

それでも、3000度は、熱圏にあるとしても熱い。


温度だけじゃなく、STEVEの流速は外側の気体が10m/s程度なのに対し、STEVE内は6km/sと桁違いに速い。
なぜ? 聞かないで欲しい。私はこのメカニズムは、理解してません。

画像2

オーロラとSTEVEはどう違うのか。

・スティーブは、オーロラよりも赤道寄りの地域でみることができる。

・スティーブは、東西方向に何百km、何千kmにもわたって細長く伸びて見える。オーロラは、極地を取り囲む冠状にできる(局地を取り囲む天使の輪っかみたいな感じ)。

・スティーブの発光は、紫色を基調とし、時には緑色のピケットフェンス状の光を伴って、概ね20分から1時間程度で消滅する(オーロラは、緑を基調に赤や青が目立ち、数時間継続する)。

・スティーブが観測されたときは、必ずオーロラも出現している(オーロラには、スティーブを伴わないものがある)。


画像3


スティーブは、10月から2月の間は観測報告がなく、NASAはスティーブが特定の季節に起こる現象かもしれないとしている。

なんて解説にありますが、そのメカニズムはよく分かってないらしい。
だから、私にもよくわからない。

いずれにしても、これが天空に見えたら、綺麗だろうな。その内部で起きている激しいプラズマの反応を想像すると、ちょっと竦むが。

サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。