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ANGERSWING#3

今日で『ANGERSWING』初日3ヶ月前らしい。びっくりする。
まだ何も考えていない。考えていたとしても、文章に起こした1600文字程度のことしか考えていない。

今回、出演する劇団Q+のHPに「ANGERSWING」のあらすじが書いてあったので引用してみようと思う。

■あらすじ:
家族の庭、その香りは秘密をささやく。
父の訃報を受け、実家で久々に顔を突き合わせた四きょうだい。仕事で重役を任されている長男。夫婦で父と同居していた長女。一年の大半を海で過ごす航海士の次男。シンガーソングライターを夢見て都会へ出た次女。
四人の兄弟姉妹に遺された父からの言葉は「葬儀は自分の愛した自宅の庭で行うこと。」
家族で穏やかに父を見送ろうと思っていたはずが、それぞれの都合や問題が絡み合い次々とハプニングが起こり始める。ついには、とうの昔に父を捨てて出て行ったはずの母親がとつぜん帰って来て葬儀の場は波乱の場となってしまい--?
大人になるにつれて疎遠になっていた家族の人生が、父親の遺影を前にまた触れ合い始めたとき、死んだ父の最大の秘密が明らかになる。

劇団Q+公演ページより

四きょうだいが出てくるらしい。
自分がどの役をやるのかは知らせていただいているので、そこには深く触れない。

わたしには“きょうだい”がいない。
でも不思議とそういう存在に憧れたことはない気がする。
遊園地に行った時も親を置いて、1人でジェットコースターを乗りまくっていたし、人生ゲームも1人で4人分の駒を操りながら、その内の誰かの人生を成功させるように意図的に贔屓をするという遊びをしていた。フィクサーみたいなものですね。

だから1人遊びを考えることには長けているし、もしかしたら戯曲翻訳とか映像編集とか1人で黙々と集中して作業を進めるみたいなことが得意なのはそこに起因するのかもしれない。

4人兄弟姉妹という絶妙な関係性の中で、遺産相続の話とか本当に面倒くさそうだなあと思う。
戯曲中に描かれているかはまだ読んでないので分からないけど、あらすじを読む限り、遺産相続という障害も存在する気はする。

秘密を抱えた父。
仕事で重役を任されている長男。
父と同居していた長女。(リア王みたいだネ)
航海士の次男。
歌手志望の次女。
父を捨てた母。

航海士という職業を演じることってあまりないからすごく興味深い。
遺産相続において、稼ぎが少なければ遺産を欲しがるのは必定な気がしてしまうし。航海士ってどれくらい稼げるのだろう。航海士の野心ってどこにあるのだろう。

歌手志望の次女。
夢に溢れてそう。でもお金はなさそう。どうなんだろう。夢という綺麗事を盾に遺産をなんとか多く手に入れようとするのかな。

リア王に出てきそうな長女も権利を主張しそうだなあ。

逆に重役を任されている長男は社会的地位もあって、稼ぎもそれなりに安定していると思う。
そんな人はそういう場で何を求めるのだろう。家族の平穏?そんな生優しいもんじゃないか。そういう人ほどケチだったりもするよね。ちゃんと弁護士を立てたがりそう。

父を捨てた母かあ。子供たちへの愛はあるのかな。何のために戻ってきたのだろう。やっぱりお金かな。

遺産相続ってものすごくリアル路線な話だし、あらすじ的にそれだけでは絶対に終わらない何かが匂うけどもね。

初日3ヶ月前だからって焦って、あらすじから何かヒントを得られないかなと思ってしまうくらいには渇望している。
早く稽古がしたいし、早く台本が読みたい。すごく楽しみ。

公演初日まで3ヶ月。
自分の身体とも向き合わなければならない。というか向き合っていく。
身体の変わるサイクルは3ヶ月。今日から何かを始めれば初日に良い状態で迎えられると信じているので、とりあえず自分にやれることをやる。

この1年で痩せて、身体の厚みみたいなものがなくなってしまった気がするので、今回はそれを取り戻すヨ。

<日本劇団協議会主催>
日本の演劇人を育てるプロジェクト
新進劇団育成公演

劇団Q+
『ANGERSWING /
アンガーズウイング・アンガースウィング』
ー家族の庭、その香りは秘密をささやくー

脚本=弓月玲 原案・演出=柳本順也

◎日程
2024年7月3日(水)〜 7月7日(日)

◎劇場
下北沢 駅前劇場

⋱チケット発売⋰
2024 年 5月 1日(水)開始

https://www.gekidan-q.com/

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