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【チョコレートづくりから考えたこと】

先日、友人と長崎に一泊二日で行ってきました
旅の目的は、チョコレートづくりです
長崎でチョコレート…?となるかもしれませんが、
実は、長崎はチョコレートを日本ではじめて食べられた場所なのです
長崎で有名な「出島」がその場所だそう

出島の洋館

さて、長崎市民活動センター「ランタナ」にて、
さっそくチョコレートづくり
交流会には、我々学生、主婦の方々、福祉士の方、トリマーの方、栄養士の方など、様々な業種の皆さんが集まりました

カカオマスを取り出すためにカカオ豆の殻を手で剥き、
すり鉢で70分(!)つぶし続けます
果てしなく感じるけど、どんどん変化していくカカオマスを観察するのが
楽しい
湯せんとカカオバターを追加しながら、まとまっていたカカオマスがゆったりとした液状になっていきます、あんなにも豆だったのに

四人で協力してえっさほいさ

とろとろになったら、型に流して冷蔵庫で30分
味はいかがかと食べると、、、苦い、、、
他のグループより砂糖を多めにしてカカオ60%にしたけど、苦い

実は今回のワークショップは【フェアトレード】チョコレートづくりのワークショップ。調理だけではなく、フェアトレードについても改めて勉強することができました

その中でも、特に印象に残って、自分も強く同意したのが「フェアトレードと私たちの暮らし」。講師のFやんさんが詳しく教えてくださいました。

『フェアトレードは「買い物でできるできる国際協力」という運動であり、一種のグローバルなシステムです。だけど、このグローバルな取り組みを「国内フェアトレード」として地域に結び付けることもできます。ある人は「外国のことよりもまずは国内の問題をどうにかしないと」と言いますが、このシステムが国家間のみで使われるよりも、国外・国内で使われる方が一石二鳥ではないでしょうか。たとえば「友産友消」のシステムもフェアトレードです!フェアトレードが少しずつ浸透されている社会で、フェアトレードがを問題解決にするのではなく、問題提起として扱っていく必要があります」

新たな視点が見えたというか、私が将来やりたいことに近かったので、
すごく刺激になりました。地域と国際をソフトな面で。
今までその枠がモヤモヤしていたけど、そういうことをしようとしている人、している人がいるということを知って、なんだかうれしい、勝手に

グループ内や参加者で生まれる交流もとてもよかった
わたしたちは一番歳が下で、長崎の者ではなかったけど、
大人の方ってこういう場でもものすごく雰囲気をつくるのが上手だなって思うし、たった3時間だったけど、ずっと一緒にいる家族のような感じだった
これからもきっと私に必要なスキルだ、学びました

あと、前回のnoteで食の豊かさについて考えたけど、
このワークショップにも通じるものがあるなと感じました

ひとつ前の記事にも書いたように、時間にとらわれず、一から作り、手間をかけることは愛情です
さらに、そのものの表面だけではない背景だったり、歴史であったり、つくる人のことであったり、ただの食べ物ではないんだよと考えることができる

あたりまえに食べているものや使っているものをよくよく深堀すると、
知らないことばかりだし、それを知らないまま生きるのと知ってて生きるのでは、暮らしの豊かさが大きく変化してくるのではないのかな、と

チョコレートづくりも、フェアトレードの勉強も、食の豊かさの学びも、
豊かな時間になりました

奮闘するわたし

(↓ 長崎も観光したので、写真を少し)

グラバー園から見えた夕日、旅行の夕日って特別なもの
長崎市街地、緩やかな山々がいい
大浦大聖堂、無駄がない美しさがかっこいい
気になったいいビルと一方通行の橋

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