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小1が漫画を読み始めた

最近、家のなかで付箋の貼られた本を見かけるようになった。小1長女の仕業である。 どうして付箋を貼るのと聞くと、

「だってこの本すごく面白いから」

と娘。この本というのは『よつばと』のことで、私が半年前から子どもの本棚に仕込んでおいた漫画である。5歳のよつばちゃんの日常が、今の子どもたちそのまんまで、「面白いからまぁ読んでみなよ」とそっと絵本の脇に忍ばせていたのだ。
しばらく見向きもされなかった『よつばと』だけど、夏休みに入り暇を持て余した娘が、ふと手に取り読み始めたが最後。15巻一気に読み終えてしまった。漫画沼へようこそ。

子ども時代、親の本棚は気になる存在だったことを思いだした。小難しくて読めない本、何が面白いんだろうと首をひねる本のなかに、「なんだこれ、めちゃくちゃ面白いじゃないか……!」を発見したときのワクワクといったら。
今思うと、そのうちの一部は両親が子どもたちに読ませたくてあえて置いた本も多かったと思う。まんまと罠にかかり夢中に読み始めた私を見て、父や母は心の中でガッツポーズを決めたのだろうか。

作家・米原万里さんは『打ちのめされるようなすごい本』で、とある本を読んだ衝撃を次のように表現していた。

読了後、付箋をつけた頁の方がつけない頁を上回ったことに気付いた。その付箋が、私の目から剥がれた鱗にも見えてくる。

私にも『よつばと』に貼られた付箋たちが、娘の目から剝がれた鱗に見えた。
娘にとっての”打ちのめされるすごい本”とはどんな本なのだろう。これからも教えてくれたらいいなと思い、せっせと本棚にオススメを並べる今日この頃です。

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久しぶりにnoteを更新しました。残しておきたい育児日記的なものは大体ブログで書いているので、noteには何書こ…と絶賛迷子中。しばらくは500文字程度の読書メモに使っていこうかなーとも思っています。

▽ 共働き育児生活の記録用ブログ、よかったらこちらもぜひ。

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