フェルメールブルーと冬のイタリア

携帯のメールを確認したところ、お目当のメールは届いていなかった。実は最近、ずっと楽しみに待っているものがあるのだ。


ちょうど、先月の今頃、フェルメールブルーと言われる青、つまりは、ラピスラズリを含んだ青い「墨」を購入した。


その墨をすっている瞬間に思い出したのは、昨年12月のイタリアの夜。


ミラノでのジョヴァンニ・アレヴィ氏のピアノコンサートの夜。
そして、フィレンツェの青い黄昏時の風景。
イメージはイタリアの冬。


墨をすっている瞬間から、イメージがどんどん湧いてきて、この作品は掛け軸にしようと決めていた。


掛け軸は、表装屋さんに依頼するのですが、誰に依頼するかで、センスというか、、、出来上がりの雰囲気が全く異なるので、依頼先は慎重に決めている。


このフェルメールブルーの表層は、この人だなぁと思い浮かんだ方がいたので、掛け軸をご依頼することにした。


想定している納期が近い。
彼はいつも21時に私にメールを送る。今日もまた、彼のメールをチェックする時間が来る。

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Dopo un concerto per pianoforte a Milano 

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Via del Tornabuoni a Firenze 

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ponte Santa Torinita


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