プロの書道家とは?
@Livorno Italy
やれなくって、やらなかったことばかりの数十年だった気がする。
私の場合、書道のような習い事を5才から始めていたために、ある種のブレーキが作動していた。
学べば学ぶほどに、自分の技量よりも先に作品を見る目が肥えてくるのです。
その結果として、、、
・自分はまだまだ未熟です。
・まだまだ頑張ります。
・まだまだお金を受け取ってはいけない。
…といったように「まだまだ」が常に枕詞として出てしまうようになってしまったのです。
文字にして書いてみると明白ではありますが、今では、逃げでしかなかったことがわかります。
自分をプロにするハードルを自分で上げて、一歩を踏み出す機会を先延ばしにしてしまっていたのでした。
プロなのか?
アマなのか?
これを決めるのは、自分ではなく、あくまでクライアントではないのか?そう思い始めていたある日、日本在住のある外国人の紳士からInstagramにダイレクトメッセージが届きました。
『あなたの「一期一会」という字の書かれたポロシャツを購入したいです』
そして、イタリアでも、、、
『あなたの「書道作品」を購入したい』
素の私は驚きつつも、書道家としての私は落ち着いており、たんたんとPayPalの支払先や納期をお伝えし、お問い合わせを頂いた方々に書道作品を納品していました。
書道家として、プロにはなれない。
そう思っていたのは自分であり、プロの書道家なのか否かを決めるのは作品を見る人なのでした。
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