【実験】抽出時間による味の変化
今まで、いろんな人の淹れ方をみてきて、実際に試してみて、美味しく淹れられる方法で実践してきた。
よくある感じの淹れ方、松屋式ドリップ、点滴ドリップ、4:6メソッド。
どれもやってみたはいいけど、
正しい意味で理解していなかった。
表面的な方法は真似たけれど、背景にあるの理屈まで考えていなかった。
今回は珈琲といえば、の
ブラジルを使って実験します。
普段は5投に分けて抽出しているんですけど、各投どんな味が出ているのかを確認するべく、カップに注ぎ分けてみた。
方法は簡単。
カップの上にドリッパーを置いて、お湯を注ぐ。そうすると1投目の抽出液が「1」のカップに注がれる。
2投目を入れる時にカップを変えて、「2」のカップに抽出液が注がれるようにする、、、
を繰り返す。
予定だったんですけど
コップの口と、ドリッパーの底が同じ大きさで不安定でした。「まぁ押さえてれば大丈夫かな」と思っていたら案の定、、
粉&お湯入りのドリッパーがひっくり返ってとんでもないことに!!
諦めていつも通りサーバーに抽出して、それぞれのカップに移しながら入れることにしました。
粉がお湯を吸うので、ドリップされる液体としては少なめ。他の回に比べると半分程でしょうか。
「粉に満遍なくお湯をかけ、吸水させる」、蒸らしの目的をキッチリ果たしてくれています。
そんな1投目のお味は、、
「濃い!」
もはやエスプレッソ。エスプレッソの半分くらいの強さ。とろみは全然ないんですけどね。
十一房珈琲さんや、カフェ・ド・ランブルさんで飲んだオールド珈琲を思い出しました。
蒸らしを終え、今回は抽出液多め。
飲んでみると、、
口当たりはなめらかで、まだ濃いが、ギリギリ飲めるくらい。
以前、豆20gお湯200mlで抽出していた頃の味にそっくり。
「美味しい珈琲だなー」とは思わないですね、、
少し色が薄くなってきたかな、という印象。
飲んでみると、、
甘さと香りが最高潮。この実験の中で1番美味しいのはここ。
コクや余韻は感じられないが、かなり心地いいマウスフィールでした。
土手を崩しながら抽出しているので、抽出量は多め。
3投目からの時間が空いているのは、フィルターの効果。
三洋産業さんのペーパーフィルターを使っているのですが、
「ペーパーをわざと目詰まりさせて、後半の抽出スピードをゆっくりにしている」らしい。
後半をゆっくりにするメリットはあまり感じていないのですが、、ペーパーの匂いがないのと、使い心地がいいのでいつもまとめ買いさせてもらってます。
いざ飲んでみると、、
味はほぼないのですが、うっすらカラメルのような甘さが感じられます。
珈琲の余韻の部分になるのかな、と思うので、欠かせない味ですね。
ラスト5投目。ここは味作りというより濃度調整。
センタープアでお湯がサッと流れるようにしています。
飲んでみたのですが、、、
これは飲めないですね。
よく言う出涸らしの味。しかも
喉に残るイガイガ感が出てくる部分。
アク抜きで取り除けていると思っていたのですが、やはり残っていました。
実験結果
これまで抽出液を全部混ぜたもので味を判断していたのですが、各回ごとの味の違いを知って、よりイメージが鮮明にできるようになりました。
今回は各回ごとにサーバーからカップに移す動作があったので、全体的に抽出に時間がかかってしまいました。
それで5投目があんなことになったのかな、、
とも思っています。
要は経過時間の話ですね。
こんどからは2-3投目の抽出量を増やして、5投目を無くそうと思います。
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