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noteって渋谷のスクランブル交差点だと気づいた

noteで記事を発信することは、渋谷のスクランブル交差点に広告を出すのと同じかもしれない。

そう思ったのは、この連載記事を読んだからです。わずか3年でフォロワー1万4千人超えという人気の企業noteを企画・運用している「中の人」が書いたもの。

中の人とは、平山高敏さん。キリンホールディングスのコーポレートコミュニケーション部に所属し、KIRIN公式noteの立ち上げを行った人です。

この記事で、あらためてnoteの「媒体としての良さ」を感じました。

noteは渋谷のスクランブル交差点

媒体って、聞きなれない言葉ですよね。広告業界では「広告内容を消費者に伝達するための媒介物」を指します。たとえば、新聞や雑誌は印刷媒体、ラジオやテレビ、インターネットは電波媒体、駅の看板や電柱、屋外看板などは場所媒体といった具合です。

noteはWebサイトなので電波媒体だけど、面白いのは場所媒体でもあるところ。

みんなに知られていて、人が集まってくる場所なんです。いわば「インターネット上にある渋谷のスクランブル交差点」みたいなところ。

あのスクランブル交差点に広告を出すには、1日でも何十万というお金がかかります。それを広告費としてポン、と出せる企業は限られますよね。

でも、noteでアカウントをつくって記事を書くのは費用がかかりません。これって、どんなに小さな会社でも個人でも、「インターネット上の渋谷のスクランブル交差点」で広告を出せるってことだと思うんです。

しかもnoteは、残せます。現実の広告は「掲出される期間」が決まっていて、期間終了とともに消えてしまうことも多いですが、noteは保存できて、積み重ねていける。

さらに、スキやフォローの機能で見知らぬ人とつながることができる。現実の広告はチラッと見て通り過ぎてしまうかもしれないけど、noteならコミュニケーションが生まれる可能性があるのです。

スクランブル交差点の中心で、note編集部は愛を叫ぶ

記事の中で、平山さんがキリンホールディングスのオウンドメディアとしてnoteを選んだ大きな理由に「note独自の編集部隊」を挙げていました。

彼らは「日々流れてくるコンテンツを見てピックアップしては、多くの読者の目に留まらせる」存在です。

わたしも経験があるのですが、「今日の注目記事」に選ばれると一気にPVが跳ね上がります。仮にそれまでフォロワー数が0であっても、note編集部にピックアップされることでフォロワー数が爆発的に増えてスターアカウントになる、というnoteドリーム現象も起きる。

以下の記事は、このよりみちコピーライターのアカウントで「今日の注目記事」に最近選ばれたもの(もう一人のアカウント運営者・ハギの記事)。スキの数は20いくといい方なのですが、これは三桁! 圧倒的に多いです。

noteだけが持つこうした特徴について、平山さんはこう言っています。

noteは「Look at Story」だと思っています。その人特有の「背景」や「想い」に触れてファンを生み出してはつながるnoteの利点は、まさに「個人の物語」を内包したプラットフォームと言えるでしょう。

“小さく”始まり“長く”続く、noteという場

先ほど、noteを「インターネット上のスクランブル交差点」と書きました。noteユーザーは現在380万人いるそうです。

つまり、note編集部はいいと思った記事を「この話、好きだー!」と、380万人が行き交うインターネット上のスクランブル交差点の中心で叫んでくれるのです。

さらに約8万フォロワーのnote公式Twitterでもツイートしてくれるので、Twitterでの拡散も期待できちゃう。単純計算で388万人に影響があるかもしれない広告をほぼ無料で出せる場所、noteのほかにあるでしょうか?

よりみちコピーライターも奮闘中

平山さんのように明確な戦略を立てていたわけではありませんが、わたしたちも「コピーライターとしてもっと世の中とつながることはできないか?」と考えて、noteで記事を発信し始めました。

よりみちコピーライターとして、広告を出してみたわけですね。

もちろん、スクランブル交差点で見つけてもらったり注目を集めたりするのは難しいです。定期的な振り返りや分析で改善していくことが大切ですが、うまくいかない時もある。

でも、それも含めてすべては経験。今は知識を深め、勉強しながらトライアンドエラーするのが楽しいです。

記事も積もれば広告となるの精神で、これからも続けていきたいと思います。

最後に、この記事に目をとめて、読んでくれてありがとうございました。いいねやフォロー、シェアしてもらえると励みになります。

文:シノ

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