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キュクロプスに誘われ その5ミドリノコヤ


 因島の探索。まずは教えてもらったcafeミドリノコヤへ。それらしき建物を見つける。まさに海辺に立つ素敵なロケーション。海では子供が遊んでいる。
 でもそれより、そこに停めてあるトラックに目がもってかれる。サイケデリックな極彩色に湯とある。只者ではない。

ミドリノコヤ


 気圧されて入口が分からずウロウロしていると、外のベンチで佇むお兄さんが教えてくれる。
 中庭に人が寛いでいて、店は満席。看板には作家さんの椅子展示中とあり、興味を惹かれる。この来客の多さはそのためのか?
 テイクアウトを注文し、暫く外で待つ。
 妻が足元を指差す。でっかい蜘蛛が黄金虫を運んでいる。餌食かと思いきや、それは逆で黄金虫が蜘蛛を運んでいる。親子連れが近くにやってくる。若いパパが、樹にとまっている蝉をパッと素手でとり、子供に渡す。さらにアフロヘアーに派手な法被、籠を背負った若い子が登場。外の客に親しげに手を挙げる…じょ、情報量が多い…。空想のキャパを超えてくる。
 席が空いたので、中に入れてもらう。古い建物を上手くリフォームしたつくり。浴衣を着た男性含め2、3人がMacをいじりながら、音を探っている。
 丁度自分がリフォームしている山の小屋と同じ規模の室内。そのことを話すと、店の女性も共感し、この店の成り立ち、リフォームの苦労など話が弾む。
 椅子の作家さんと話をする。外で法被の子=トラックのオーナーとも話をする。明らかに自由な雰囲気のする、その若者の周りを、蝶が飛んで離れないでいる。
 店を出る頃、皆自然と外に出て、海を見る。さっきまで遊んでいた子供は、あれは、ひょっとしたらミチルさんの娘か。あの兄さんは、連れてきた人なのか、と合点。
 1日の終わりに日の暮れる海を只ぼんやり眺める暮らし…憧れだ。

尾道 ロダン


 因島を去る。尾道に無かったので福山に宿をとる。そのまま、尾道にて食事。味わいのある路寺に店がひしめく新開地区。期待通り野良猫もいてくれてる。教えてもらった中華屋に入り、さらにたこ焼きバーへ行く。そして、貝の店『ロダン』へ。
 ミチル氏が絶対おすすめと教えてくれた。想像とは違ったが、遥かに想像以上だった。貝を使って作品を制作している故に、ここは聖地であり、夜に辿り着く竜宮城であり、途方もなく昭和ノスタルジー!!“圧倒さ”に吹き飛ばされ、酒に酔う隙間もなく、店内を泳ぐ。マスターと奥さんと、チェリーが添えられたジントニックがたまらなくチャーミングでした。
 
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