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恥ずかしい思いをした【詩】

昨日はたいへん恥ずかしい思いをした
人の前で赤っ恥をかいた
思い出す度に心臓が破裂しそうだ
恥ずかしい思いをしたというのは
何かに挑戦したということだ
本当なら逃げてしまいたい
布団の中にうずくまりたい
そんな虚弱な自分に
打ち勝ったということだ
恥ずかしい思いをした
恥ずかしい思いをしたから
今日は人にやさしくなれそうだ
人は痛みを抱えているときだけ
他者に思いを寄せることができる
いつものつりあがった目が
こころなしか平らになる
人にやさしくなれるというのは
自分にもやさしくなれるということだ
少しの過ちにすら用意していた鞭を
頭を撫でる手のひらに変えることができる
昨日は恥ずかしい思いをした
もうこんな思いはしたくないと
心に願いながら
私は再び同じ目に遭うだろう
自分の命を生きたいと思う限り

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