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欧風ダイニング クッチーニ

#12「欧風ダイニング
クッチーニ」
岩西拓男さん

ーお店について

ちょうど12年前にクッチーニという店がオープンして、当店は野菜を中心としたお店で、最初オープンした時からそうさせてもらってまして、魚もお肉も当然あるんですけど、パスタもしてますし、その中でお野菜をどういう風に美味しく食べていただけるか、珍しい野菜や美味しい野菜、野菜って本当はこういう味してるんだっていう本当の味と言いますか、そのまんまの味というか、あまり手を加えないでその野菜のおいしさを味わってもらう。
お店の特徴としては、常時野菜を20〜30種類揃えてまして、例えばお寿司屋さんだと漁港にお魚を買いに行くとか、魚の種類を豊富に揃えてるっていうイメージなんですけど、クッチーニはそれがお野菜だっていうイメージで、野菜がなければ、いろんな野菜の駅に行ったり、道の駅に行ったりして買ってますし、自分でも野菜を育てて、畑もしています。

ー惣菜屋を始めた経緯

コロナ禍で、お客様が減っていって、その時に初めて、お店って人が来て美味しかったよとかの笑顔もあったりして、賑やかで、それがお店の喜びだったんだなぁと思うんですけど、お客様が減ったので、ちょっとでもお店に来てもらったり、足を運んでもらいたいなと思って、店の玄関の前に惣菜販売所を作りました。
出来ない日もあったり、毎週金曜日は惣菜を全面的に売り出しているんですけども、夫婦2人で長く続けられるように惣菜やスイーツなど販売しておるので、また見に来ていただけたらなと思います。

ー自身について

自分でもコロナになって蔓延して、一つやり始めたのが、自分で野菜を作って、自分が好きな量を好きなだけ好きな時に好きなものを作れるので、当然ですけど農家さんの大変さもわかったし、種を植えてから収穫するまでの過程を知れたことが良かった。

ーお米について

今10年前から「よさの まちグルメ」っていう団体がありまして、去年あたりからもう1回「この与謝野って米だよね、米どころだよね」ってことでお米にフューチャーして、新米を食べたり。そして去年作ったんですけど、米粉麺、与謝野町産の豆っこ米を使った米粉の麺、いわゆる”フォー”と言われる、ライスヌードルを使った料理を各店で提供するイベントをしまして、それも与謝野町で獲れたお米がこういう風な料理になるんだっていうことを、町民の方々に食べていただいてすごく好評を得たので、また今後もそういった活動を「よさの まちグルメ」としてしていきたいので、よろしくお願いいたします。

ー与謝野の野菜の印象

まず、水が綺麗かなと思ってます。もちろん景色も自然が豊かで綺麗なんですけど、そこの山から湧き出る水で作るお野菜は美味しいと思います。あとは季節によって色々出てくるお野菜を、野菜の液で買って、それをお客様に提供する時に与謝野町で採れた野菜は新鮮だし、美味しさっていうのを伝えていけるお野菜だと思ってます。
昔から井上農園さんの井上彰さんが珍しい野菜を作って、それを調理するのも楽しいですし、お客さん提供しても「これどういうお野菜?」って聞かれて、美味しく食べていただいてましたし、最近ですと、いさご農園さん、砂後建設さんが農業をしているお野菜とかは、山の綺麗なお水で水耕栽培をされているということで、ちょっと変わったお野菜を作られているので、ご来店されたお客様が、新しい発見だったり香りや、そういうものを楽しんでいらっしゃるというところがいいところかなと思います。

ー素材からインスパイアされること

あっぷるふぁーむさんの経産黒毛和牛です。あれはうちの店でもディナーの最後のお肉の料理、ローストビーフでずっと使わせていただいてまして、あっぷるふぁーむさんの自然の中の牧場で育った牛を提供しているんですけど、与謝野町で育った動物を、この与謝野町で食べれる事がすごくいいと思ってまして、味も当然美味しいんですけど、この町にはそういう牛がいたり、いさご農園さんだとヤギがいたり、そういう楽しい面白い町だと思っています。

ーお店の目指すもの

来ていただいて、そういう発見であったり、うちに来て、楽しかった面白かった嬉しかった美味しかったっていうのも、まとめて”幸せ”だと思うんですよね。その人の幸せを豊かにしたい。豊かになるそういう店作り、料理も含めてそれを目指しています。
自分としては、農家さんのお野菜や魚もですけど、地元食材を使って、自分でも野菜を作っていますし、そうしていろんな人と関わって、地域に根ざしたそういう店作りをしていきたいし、実際自分自身も、また地域の人に関わっていくことで頑張っていけたらなと思っています

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