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精神疾患、精神障がいの未来への10の期待。②怒りの方向を間違えるな!

反響いただいております。
ありがとうございます。

精神疾患、精神障がいの未来への期待。①語るべき事を語って欲しい!
語るべきは何か??
精神疾患、精神障がいの未来、可能性を話して欲しい。
それをする為には現当事者の方が聞いて、羨む、
精神科医が聞いて、驚く、そんな改善はある程度見せてて欲しい。

そうでなくては発せられるメッセージが結果的に誰かを絶望させたり、
あなたが今苦しみの中にあるとすれば、同じ道を指し示す事しか
出来なくなってしまう・・・。

そんなお話をさせていただきました。

今日のテーマもそれに近しいものですが、
精神疾患、精神障がいのイメージに繋がるお話です。

精神疾患、精神障がいの未来に僕がどうしても期待してしまう10の事。

②当事者だったなら怒りの方向を間違うな!


あなたの現状はどんな状況でしょうか?

その状況への満足度はどんな感じですか?
それが100点ではないんだとして、
何があなたの満足度を落としているんでしょう?

お金や、恋人がいない事?
仕事が思い通りにいかない事?
また、自身が思う評価を受けられていない事?
容姿や、諸々、誰かと比べた何かでしょうか?

これはよくララホーム等々でもお伝えする事ですが、
何処まで行ってもそれを打破したいのであれば(悔やむ姿から察するに)
打破する為にあなたが何を今現在しているのか?
それでしかありません。それが現実なんです。

しかし、前回のテーマの際にお話したように・・・
精神疾患、精神障がいの未来への期待。①語るべき事を語って欲しい!
語るべき事を間違えて語る方がまだまだ多いのが現実社会。
別段、その方がそれで良いのであれば、
その方自身はそれで良いんでしょうし、論じる必要性もないんですが、
やはり期待してしまう・・・僕自身の希望として・・・。

打破する為の行動が・・・取れていない。
または、全然違う行動ばかり取ってしまう・・・。
あなたがもしもそんな状況であるならば、
普段、その原因をどう語っていますか?

もしも、病や障がいのせい!と言うのをここに持ってきて、
精神疾患、精神障がいの未来への期待。①語るべき事を語って欲しい!
で話したように、支援ありき、支援当たり前の思考で生きているならば、
よーく考えていただきたい。

例えば、うつ病の方が就職先でビビりながら仕事をし、
小さなミスを連発していたとしましょう。
上司が仕方なく、そのミスを埋めながら、軽く注意。
「そんな緊張しなくていいよ。ミスさえなければ良いから。」
なんてね。

その後、あなたが「ミスさえなければ・・・」の言葉を
「ミスするな!」に変換し、どんどんプレッシャーを感じて萎縮し、
最終的には上司の前で泣き出したとしましょう。

「仕事が怖い・・・怒られるの怖い・・・」

話を聞いてくれる上司だったとして、あなたはその優しさに
「隠していましたが、うつ病なんです。」と話す。

その後、上司がどうしたか・・・は
この際、関係なしに考えていただきたい。

極々普通の事として・・・

うつ病の人ってどんな人だと思われるでしょう?

上司の人間性とか抜きにして、極々単純な事として・・・
「あ~だからか・・・」なんて、
「だから〇〇だったんだ・・・」って目の前の人の
うつ病の人の印象が決まっていく訳ですね。

今の思考、言動、行動も心理上は全て自身の為に働いている。

アドラー心理学で言えば、
そういう立ち振る舞いでいる事自体があなたを間違いなく助けている。

仕事でミスはしたくない理由は怒られない為。
しかし、ミスをせずにはいられないような気がするから、
病気である事、障がいがある事は切り札に取っておく。
仕方ない!って思ってもらえれば、
可哀そうな自分でいられれば、自分にも他者にも申し訳が立つ。

ありがとう!病、障がい!

って訳だ。

ふざけんな!!って怒りますか??

私は鬱々なんてしたくない!!でもうつ病だからこうなんだ!
自分の意志でそれを維持しているような話をするな!

そう言いたくなりました?

それも自由です。

が、

今、あなたが敵だと見なそうとした僕が
どんな話をしていたかわかりますか?

あなたの印象や、あなたが発するメッセージにプラスの価値を
提案しようとしていただけです。

しかし、あなたはそんなのいらん!と言いたげです。

なぜ??

これが現状を望んでいる何よりの証拠です。

怒りの矛先を間違えないようにしましょう。

上司もあなたに職場の戦力になって欲しいから伝えるだけです。
「鬱だから出来ないんですっ!」なんて言ってしまえば、
上司はそれを諦めた方がいいのか・・・?と考えてしまいます。

それだけなんです。

あなたの病や障がいを理解させる事にエネルギーを割くのは
障がい当事者達の大きな勘違いです。

無論、人権運動はいつの時代にもとても大切なものなんですが、
それが招く副作用的なもので・・・
上記させてもらったことがあるって事です。

どんどん健常と呼ばれる方と障がい者と呼ばれる方の間の溝は
表面上は無い様な気がしても深まるばかりになります。

元当事者のあなたであるなら、わかりますよね?

現当事者のあなたも、是非考えてみていただきたい。


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