「おまえは弱者の代表になれ！」

なんて昔、ある経営者の方に言われたが・・・
僕自身の今現在の気持ちは、そんな大層なものでもない。

「一般就労が夢です！」

１３年ぐらい前か・・・僕がまだ今みたいな
精神疾患と呼ばれてしまった方、
精神障がいと呼ばれてしまった方への
カウンセリングの無償提供！なんて事業を行う前・・・
出逢った当事者の方が当たり前のようにそう語った。

言葉の意味がわからなかったけど、
あまりにシンプルでスーッとは入ってきた。

が、浮かんだ疑問は未だに疑問として
１２年経っても放置されたままだ・・・。

あの時、一般就労が夢だと目の奥が全く笑っていなかったあの人は・・・
今は何をしているんだろうか・・・一般就労・・・出来たのかな？
それで幸せに思えているんだろうか・・・？

現在、うちの施設から障がい者雇用や
就労継続支援事業所での作業、
また就労移行支援などを利用しての就労希望者は

１１年間でゼロ。

これは別段自慢すべき事として述べている訳でも、
実績が無い事を晒してる訳でもなく・・・

白紙で人と向き合う事の難しさ。本気のプロってどれぐらいいるんだろ？
昨日の話で少し触れたような事ですが・・・
極々当たり前に何の先入観もなく
その方の本当の希望を聴き取っていった結果でしかない。

では、

僕の周りにいる精神障がいと呼ばれてしまった方々は
どんな風になっている例が多いかと言えば・・・

ほぼ全ての人が障がい者というレッテルを
権利や守りとして利用する事を捨て、
一般的な幸福を追求し始めています。

就労したい人は就労しますし・・・

その就労も自分のやりたい事の追求が大前提。

なので、

誰一人として多くの障がいのある方が歩む道を自ら望む方はいません。

勘違いの無いように言いますが、
障がい者雇用なんて目指すな！等々の誘導は一切ありません。

あるのは・・・

「あなたは本当は何がしたい？」の問いだけです。

就労はあくまでも本当にしたい事に向かっていく道を歩む上で
必要だからついてくるっていうだけ。

だから、

生活保護という元々持っていた恵の中で満足して
まるで老後のような暮らしに決心をする人も僕の周りには当然います。

せっかく得ていた生保を打ち切って就労に移行する人の隣に
当たり前のようにそう言う人がいるんです。
お互いに目を合わせて笑い合っています。

高校生や大学生を捕まえて、将来の夢は？と聞いて、

「一般就労です！」

と答える人はどれぐらいいるだろうか・・・？

何処でも良いから働きたい！と言う人はいるだろうけど、
その理由も聞けば、就労以外のとこに目的があるのはすぐにわかるだろう。

つまり、障がいのある方々に就労意欲を聞く事が
かなり安易に、表面上で行われる事には支援者側の体裁があったり、
支援方針においてのお決まり、テンプレートのような気がしてならない。

特に精神疾患、精神障がいと呼ばれてしまった方々であれば、
思考の癖、認知の歪み、妄想、思い込み・・・
その中でパッと答えてくるものだけで「その方の意志です！」と
支援を開始する事は・・・随分と支援者サイド楽に仕事してますねw
と、どうしても言いたくなる。

僕の周りの素晴らしい経営者の方々は
例え、今すぐ１０億円かなんか手に入ったとしても
やってる仕事を辞めるような人達ではない。

仕事は使命天命であり、本当にやるべき事だと思って
完徹させる事だけを目指して生きているように思う。

言うまでも無く、僕もそうだ。
１０億円あったら、間違いなく障がい福祉制度を使って仕事するのやめる！
って、ついこの間も仲間達と話してたぐらいだ。

仕事すべきだ！
その上で自立すべきだ！
老後の為に働くべきだ！

何故？

だって、生きていく為に必要だろ？

って事は生きていけるってわかったら働かなくて良いんでしょ？
ホームレスだった僕が確実に保証してあげるよ。
人は死なない。施しはこの日本と言う国には山ほどある。

いや、駄目っしょ・・・人として・・・。

うん。そう言う話になってくる事が多い。
それはメンタルの問題。

就学もそう。

保育園児の我が子を見ていて・・・
来年の今頃は小学校の準備だなぁ！！！と
マインドコントロールしてるのは大人でしかなく・・・

我が子が自ら「小学生になれるんだぁ！嬉しいーっ！早くなりたーい！」
なんて言ってる光景は皆無と言っても良い。

保育園で順調に問題児をやってる我が子を見て・・・
この子は就学も就労など当たり前の道の上にあるものは
何も望んでいないのではないか・・・と思う事の方が本音だ。

だから、

不登校確定だなｗ

と夫婦で笑ってしまってる。

そうなったら音楽漬け、芸術漬けの人生送らせちゃおう！なんて
割とマジで・・・最近考えている。

就労が彼の希望なんです！

ふーん・・・そう言ってるあなたは就労してて、
あ～あ・・・嫌だなぁ・・・寝ていたいなぁ・・・
なんて思う時ないんですか？？？

就学はさせるべきだ！！！

ふーん・・・そう言ってるあなたは学校行ってて
繰り返される学び、学び、学び、点数を競い合うテストテスト。
最終的にはそれが関係あるんだかないんだか、社会にどん！
の流れの中であの時のテストの点数がどれだけ重要だったか
綺麗事抜きで語り切れますか？？

僕は幸いにも今、仕事をしていて、全く以て
だりぃとかめんどくせぇとか、やめてぇなぁとか思う事は一切ないですが、
それこそ、価値観、先入観無しで目の前の人の声を聞く為には・・・

色んな視点を持ってなきゃね。

乱文ですが、そんなボヤキでした。