セラピストを日々育てる事にも力を入れさせていただいてますが、
最近強く感じるのはセラピスト側の無駄な【構え】です。

目の前にいらっしゃったクライアントさんに対して、
悩み相談に来たはずだ！！という前のめりな姿勢から
相手の話が聞けていないかのような対応をしてしまうのを目にします。

「今日は・・・何を話そうかなぁ・・・そんなに悩みが無いんです。」

あ～そうなんですね・・・。悩みがない中でもいらっしゃったって事は
何か話したい事があったんだと思うんですが・・・

なんてやりとり、

明らかに悩みを言わせようとしている姿勢になります。

「そうですね・・・あえて言うなら・・・」

なんて言わせてしまったら、悩んでなかった人を悩ませたようなものです。
消防士が火をつけて騒ぐような滑稽な光景がそこに生まれてしまう。

そうならない為に・・・

あなたの心を楽にする素敵な10の言葉達！その落とし穴。

⑧人生においての失敗は何もしない事！

とても前向きな、行動ありきの言葉。

しかしながら、行動から生まれる事は全てプラスであって、
何もしない、無変化が最もリスクである。

行動さえすれば、失敗したとしてもそこに学びがあり、
学びからまた行動すれば、成功へは間違いなく近づく。
エジソンの教えのような、プラスな言葉です。

そっか！！！兎にも角にもやらなきゃ！やらない事が最もリスクなんだ！！

そう思ってバンバンバンバン、数打ちゃ当たる！をやれば良いかと言えば、
無論、それで運良くっていうのも有り得るので、
そういう意味では、何もやらずより、何かをやる方がいい！には
根拠があると言わざるをえませんが・・・

せっかくなのでエジソン。

１％のひらめきと９９％の努力。

正に自身の努力の日々を感じさせる名言ですが・・・
ちょっと注目ポイントを１％に置いてみていただきたい。

そもそも全体を１００とした時の１がひらめきという割合。

宮本武蔵が何事も形になると見定めた１０００日（約３年）
これを考えた時の１％は１０。
つまり・・・１０日はひらめきの為に時間を費やす訳ですよ。

何事も達人となれると見定めた１００００日（約１０年）
これであれば１０倍の１００日。

それは行動以外にとてつもなく思考する時間があるという事でもある。

だから、何もしていない時間も有用だということだ。

２ｃｈで有名なひろゆき氏が１％の努力という著書で語っていたのも
１％のひらめき自体の重要性でした。

その１％のひらめきに全力を注がねば、後の９９％の努力が
無駄になる可能性を説いていました。

つまり・・・

人生においての失敗は何もしない事！

それは究極、いろんな角度から見て、否定出来るものではありません。

が、

何もしないように見えてもしている事がある！

その状態であれば全く問題はないとも言えるって事です。

禅の世界で言えば・・・無我。

何もしない事は別段、勿体ない事でもありません。

そもそも勿体ない・・・

時間が！

人生が！

と考える時点で
我欲にまみれた何かである可能性もあるでしょう。

やりたい事があって、それに対して何も行動取らない。

のであれば、

そのやりたい事を諦め、無我、無欲を極めんとするのは
別に人生において失敗だ！と捉えるのも妙なお話。

何事も捉え方次第だと伝える立場であるカウンセラーなどのセラピストが
何もしないはリスクだ！という先入観でものを見てしまえば・・・

それこそ相手を悩みの渦に落とすような事になりますからね。

一考すべき事です。