見出し画像

DAY 5. ぶらり散歩2 (メキシコシティー)

メキシコシティーの南にある「ソチミルコ」という運河で舟に乗る観光地に行く予定だったのを、運河の水が汚いらしいのと、大人数のグループ向けとのことで変更し、昨日の、続き「ぶらり散歩2」をすることにした。

9時過ぎに起床。
メキシコの屋台の朝食でポピュラーらしい「タマレス」を食べることに決めた。

朝、角々の屋台から湯気が立っている店がタマレスの目印。

ホテルからワンブロック進むと湯気をてている屋台をすぐに発見。店主のお姉さんに「ひとつ」と指差す。赤と緑があるらしく、意味もわからず緑を選ぶ。
湯気が立ってるバケツの中にはトウモロコシの皮に包まれたタマレスがギッシリ並んでいる。
トウモロコシの皮を剥ぎ、大きなパンに挟んで袋に入れてくれた。25MXN(210円)。
ホテルに戻り、コーヒーと一緒に。
中身はトウモロコシの粉を練ったものに細かいチキンと青唐辛子を混ぜたもので、あっさり味。辛子醤油で肉まんのように食べたかった。

寸胴の中には湯気が立ち立っている

朝食を済ませ、身支度。
すこしだけ地理も頭に入って来たので、歴史地区に徒歩で向かう。快晴。半袖Tシャツにウインドブレーカー。

メキシコシティーのシンボルタワー「ラテンアメリカタワー」に登る。44階建。
入場料 2,000MXN。
1956年に建築されたので、自分とほぼ同じ年齢。

最上階からは、ガラスは無く、網の向こうに直接メキシコシティが一望できる。気温20℃超え。ほぼ無風のため、気持ちが良い。
しばらくベンチでコーヒー飲みながらぼーっと眺めていた。

下から見上げたラテンアメリカタワー

この街の逞しくエネルギッシュな空気を感じる。

朝のタマレスのせいで、腹はあまり空かない。タワーから下りて、途中コーヒー休憩を挟み、街の様子を眺めながらホテルへ向かう。

裏道を歩いていると、綺麗な建物のウインドー越しに、とてつもなく大きなパン屋を発見。多くの客でごった返している。

中には無数のパンが、整然とレイアウトされており、人々は日本のパン屋でよく見るトレイの4倍くらいの大きな丸いトレイにトングを持ち、山盛りに乗せながらも、器用に品定めしている。外までパンのいい匂いが漂ってくる。
店から出てくる客の手には、四角い段ボールに綺麗な青の包装紙にくるまれ、十字に縛られた紐がかかっているパンを、手に手に下げて店から出てくる。

思わず店内に吸い込まれ入ってみた。入り口には数々のデコレーションケーキ。ショートケーキのカウンターに続き、奥にはクッキーが棚いっぱいに並んでいる。キロ単位の量り売りらしい。
いつのまにか自分も大きなトレイとトングを手に取っていた。
パンのエリアを一周した後、明日の朝食用に3個トレイに乗せた。会計に、向かうらしき客の後に付いて行く。カウンターの中には、10人ほどの係がずらっと横に並んで客を捌いている。前の人に続いて自分の番が来た。係は手際良く袋に詰め、手書きで小さな紙に金額を記入して渡してくれる。その紙を手に、別のカウンターのキャッシャーのところへ行き会計を済ませる。レシートを先ほどの紙と一緒に返されると、元のカウンターに戻り、商品を受け取る。
これだけ大量で多くの客を捌くには効率的な方法なのかもしれない。

店舗を出て、歩き出してしばらくして、手元のいい匂いに負けて、我慢できずに、袋に手を入れ、ちぎってひとくち食べてみた。
うまい。
3分の1ほど食べた頃、袋から残りを取り出して、歩きながら… 
大きなパンだったが、あっという間に1個完食。(変なシニアのアジア人が歩きながらパンの袋を抱えて食べている姿は、後から考えると悍ましい)

2個目には手をつけなかったのは偉い。明日の朝が楽しみ。


夕食はホテルの隣のタコス屋で済ます。  
チキンスープ、タコス2枚、ビール1杯、ライスプディング。260MXN

明日はメキシコを離れて一気にペルーのクスコへ。
3便乗り継ぎが不安。まぁどうにかなるさ。
おやすみなさい。メキシコシティー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?