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Day 23. さよなら南半球

1月26日
南半球を離れる時が来た

今回も早朝の便で南半球を飛び立つ。
3:30起床
6時59分発 NY  JFK 行き
ホテルから空港までUberで移動。30分ほど飛ばしてチップ込みで1,470円。相変わらず格安。

AV224便は、ほぼ定刻に離陸し、5時間ジャストの飛行時間で、予定より大幅に早めにNYに到着した。

今回のコロンビアの出国は至極簡単で、ボゴタがアビアンカ航空のはハブ空港であり、ほとんどオンラインチェックインで、人の手をほとんど介さず出国まで流れてゆく。早朝便ということもあり、あっという間に出国した。

ペルーでもボリビアでもそしてコロンビアでも、一旦キャシングで現金を手元に用意しておくが、使いきれない。コロンビアでも入国の空港で日本円換算で3,000円程度の現金を引き出したが、半分残った。
屋台での食事以外は全てカード決済であり、ほとんど現金は必要ない。
小銭でドルに換算しても僅かなので、記念に取っておく事とした。

満席の機内の5時間はきつい。よりによって真ん中に挟まれた席で、トイレに行くにも気が引ける。とうとう到着まで席を立たずにほぼ姿勢を崩さずに耐えた。

南半球への未練を引きづりつつ、長蛇の入国審査を終えた 。米国の入管担当はいつものことながら、高飛車で上から目線でこちらが、萎縮する。いつものことである。

北半球 NY


NYは何回か訪れた事があり、地理感覚の概要は把握しているつもりであるが、今回はアメリカのインフレと円安で、今までと心構えを変えないと大変なことになる。
これまでは。マンハッタンまでタクシーかバスで移動していたが、今回初めて空港からマンハッタンまで列車を利用した。ちなみにタクシーはチップ込みで$100(14,800円)これではいかにも高すぎる。乗り換えで地下鉄を乗り継いで行くことにした。合計約$10。タクシーの 10分の1の値段だが、昼間でもあり、荷物を持っても苦労はしなかった。
NYは2泊の予定であるが気を引き締めないとと思った瞬間である。

ところで、前日に渡航の際に登録してあった役所からこんなメールが届いていた。

【注意喚起】ジョン・F・ケネディー国際空港付近における抗議行動実施予定

在ニューヨーク日本国総領事館より

1 報道によれば、パレスチナ支持団体は明27日(土)、ジョン・F・ケネディー国際空港(以下JFK空港)及びその周辺において、イスラエルの対パレスチナ政策等に係る抗議活動実施を呼び掛けていることから、同空港周辺では道路封鎖、交通渋滞等の混乱が予想されます。

2 同団体のSNS投稿によれば、同日午後0時にブルックリン区のShirley Chisholm Park内の駐車場、もしくは、同日午後1時にクイーンズ区ジャマイカのAirTrain駅に集合するように呼び掛けています。更に両地点の集合後、JFKターミナル4に移動し政治集会を行うとしていることから、上記空港周辺での混乱に加え、JFK空港へのアクセスに支障が生じる可能性が高くなっています。

3 つきましては、上記日時にJFK空港を利用される場合には、早めの移動を心がけると共に、安全面に留意してください。

記載の時間と、到着予定のターミナル番号が全く一緒の行程であり、内心少しドキドキして出国した。JFKに着陸した頃には全く忘れていた。
ターミナルを出て、乗り継ぎで地下鉄に乗ろうとした時、出口にポリスが
何十人も立っており、道にデモの人達が溢れている。空港から出てゆく人、向かう人で混沌としていた。一団はシュプレヒコールを挙げてテンションも上がっていた。その中を掻い潜り地下鉄のホームにたどり着くことができた。

地下鉄もスムーズにマンハッタンに入り、最寄りの駅で降り、地上に上がってゆくと、空気はマンハッタンであった。

目の前にMOMAが見えた。
南米とは全てが全く異質な空気に戸惑いながらも、リュックを背負いながら歩くと、頬から頭が痛くなるほど冷たい。

地下鉄を降りたらMOMAが見えた。空気がピンと張っている

30分ほどブラブラゆっくり歩きながらホテルに辿り着いた。
NYはインフレで、なにもかも値上がりしているのはマスコミでもしょっちゅう報じているが、ホテルも然り。マンハッタンから離れてクイーンズなどの離れたエリアの宿を取ろうともしたが、2泊の短期間ゆえに、安全でしかもそこそこアクセスのいい宿を探した。昨年の秋頃に、39丁目。昔なら今の半額で泊まれそうな宿だが2泊なら仕方ない。

15時前にチェックインして、タイムズスクエア辺りまで足を運んだ。
多くの観光客で溢れかえっている。
コロナの頃のマンハッタンの様子もメディアでよく流れていたが、それにしても人が多い。
土曜日の夕方ということもあるのかもしれないが、色々な言語が行き交っている。

この旅でNYの目的も決めずに滞在を決めた。
恐らくこれで最後のマンハッタンになるだろうし、あれこれ決めずにただブラブラするだけでも良いと心に決めていた。

タイムズスクエアのTKTSを覗いてみた。
過去にもミュージカルはお決まりなので観たことはあるが、「TKTS」は当日や翌日のチケットの売れ残りを半額程度で捌く場所。今までは定価で買っていたが、表示を見ると、有名なショーのチケットが$100前後で売り出されている。

それまでは全く鑑賞するつもりはなかったが、はんがくに釣られて、窓口に並び、明日のマチネのミュージカルのチケットを購入した。「KIMBERLY AKIMBO」
半額で$94。流石に定価では手が出ない。

タイムズスクエア TKTSはここにある

賑やかさを離れて、人の群れの半分くらいのスピードでぶらぶらさらに南に歩いて行った。

エンパイアステートビルが見えた。チケット売り場を覗くと、時間帯毎のスマホでの予約制になっていた。価格は$33(約5,000)予約は辞めて、下から眺めて通り過ぎた。

お茶を飲んで(スタバでも会計の際にチップを入力する仕組みになっていたのは驚く。)ホテル方面に戻ってきた。
昼は食べてないので空腹なのに気がついた。
グランドセントラル駅の中にファストフード的な店舗があるので、その中の一軒に決めて、サンドイッチとスープを頼んだ。
寒いのでエビのビスクのスープが美味かった。
チップ込みで$39。日本円でなんと5,859円
インフレと円安に頭を叩かれたような会計を済まし、ホテルへ帰り、爆睡。

5,859円の夕食 ポテトチップ付き


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