社会と関われていない自分


バセドウ病と発覚して、職場に出勤した日に上司から2週間ほど実家に帰ることを勧めてもらいました。
私としては秋口に大会、年末にも大きな大会を控えているので休むことに抵抗がありました。しかし、抵抗したい気持ち以上に体がだるくてとてもトレーニングができる状況ではなかったし、素直に上司の好意に甘えることにしました。

私の実家は関西で、今の住まいは関東なので新幹線で3時間弱の移動がありました。とても、長い3時間でした。体がだるくて重くて座席に座っているのがやっとという状態でした。
私は元々寝るのが大好きで、遠征先への乗り物移動でもチームメイトの誰よりも早く長く寝ていたのですが眠ることすらも出来ず本当に辛かったです。

どうにかこうにか休憩を挟みながら自宅に戻りました。母が身の回りの事を助けてくれ、居心地のいい実家で一旦 仕事である競技を忘れることが出来ると思っていました。しかし…何故か夜になると たまらなく不安になるのです。


社会と関われていない自分はここままでいいのか。
このまま私はこんな体たらくを続けるのか。
本当に競技に復帰できるのか。

せっかく母の手料理や父とのバカ話で気持ちが安らいでいたのに、夜になると涙が止まらないのです。あとあと、調べたら甲状腺異常には精神の波が現れるそうですね笑

すぐさま職場の上司に このままだと不安でおかしくなりそうだから、戻りたいと連絡しました。母親にも帰りたい。○○日までしかここにはいないと伝えました。

しかし、私の周りは今の状況で帰ってもなんの意味もない。それなら身の回りの事をしてくれる親元にいるべきだと反対する人ばかりでした。

社会と関われていない自分に不安を感じましたが、たしかに体調は何も良くなっていない。と帰ることを諦めました。何より戻らないといけないと言う思いはありましたが、実家に戻る時の移動のしんどさを考えると、まだ自分で移動できる自信がありませんでした。
でも、このまま毎日ゴロゴロするだけでは良くないと思い まずはお散歩から始めたのです。

私にとって このお散歩が とても意味のあるものでした。

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