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Vol.21_『リフレクション(振り返り)』が重要なんだ…

こんにちは。ここんとこ、暑い…😵
早くも体力を削がれていってます。夏が来る前に夏バテしないよう、体調管理と体力づくりをしていかないと…。

珍しくさほど間を空けずに投稿っ!今回も自分のモヤモヤを整理するために作成しました。テーマは「施策の進捗状況をどう評価するか…」

私の仕事は、社内各部の主要施策の進捗状況を把握すること。実際には、「把握する仕組みを作って運営すること」です。その中でいくつも悩んでいる事があるのですが、今日は“現在の進捗状況の評価”がなかなかうまくいかないので、自分自身が何をしたいのかをあらためて整理していきたいと思います。


1.モヤモヤの整理

毎月の進捗確認会議で使用している報告書式には、進捗評価と評価理由を書く欄を設けていて、前月の取り組みについて「成果(結果)」と「プロセス」の両面について“振り返り”を行い、最終目標に対しての“進み具合について評価”をするように依頼しています。

しかし、“振り返り”では、「~~を実施した」「~~が出来た」という単月での実施事項のみが報告されることが多く、“進み具合の評価”では、「計画通り実施できたので◯」「単月の目標が達成できているので◯」といったことが報告されることが多いのです。

一見それで良いような気もするのですが、でも、ずっとモヤモヤしてるんです。整理するとモヤモヤの原因は次の2点のようです。

  • 事実の報告だけでなく、リフレクション(振り返り)を聞かせて欲しい

  • 単月の状況だけでなく、最終目標を達成できる状況かどうかが知りたい

今回は、一つ目のリフレクションついて整理したいと思います。

2.リフレクションをして欲しい

何をしたのか…という事実、あるいはその結果がどうだったのか…、はもちろん知りたいのですが、そのことを責任者であるあなたはどう見ているのでしょうか?ということを知りたいのです。

  • どういう工夫が効いてうまくいったのか?あるいは、どういうことがまずくてうまく進まなかったのか?そして、今後どう活用(対策)するのか?

  • 最終目標に向けてグッと前に進んだのか?あるいは、少しブレーキがかかったのか?そして、なぜそう思うのか?

こんな話を聞きたいのです。つまり、リフレクション(振り返り)をしてほしいのです。(めんどくせぇ奴だな…(-_-;))

3.リフレクションの重要性

(1)実現の可能性を高める
うまくいかなかったことを振り返って整理することで、今後の活動の修正を図ることができます。また、うまくできたことを強みとして認識でき、今後の活動に意識的に活かすことができます。

つまり、次の一手をうまく行える可能性を高めることができ、ひいては最終目標が実現する可能性を高めることができます。

(2)モチベーション維持・向上
うまくいったことをチーム内で共有することで、「次もうまくやろう」という次の活動に対するモチベーションに繋がる可能性があります。また、うまくいかなかったことも、「次はうまくやろう」ということに繋がっていく可能性があります。

チームメンバーのモチベーションは、その活動の成否に影響してくると思いますので、メンバー個人のモチベーションの維持・向上は重要なことと思います。

4.リフレクションのポイント

(1)論理的思考
リフレクションの効果を上げるためには、「なんとなく」振り返るだけではいけません。

何をどう実施したのか(事実)をきちんと整理し、なぜうまくできたのか(できなかったのか)という解釈(評価)をし、その解釈(評価)を踏まえて次の活動にどう生かしていくのか(行動)…こういった論理的思考によって振り返ることが重要だと思います。

(2)基準
論理的思考の中の解釈(評価)をしようとした時には、やはり基準が必要です。何をしたかったのか?目的はなにか?目標はなにか?そういったことが予め設定できていなければ、上手に解釈(評価)することができません。

また、全体的な解釈(評価)をするためには、目標達成までのプロセスが設定されているということも重要。それがあって初めて、順調かそうでないかを解釈(評価)することができ、それを踏まえてプロセスを修正しながら最終目標に進んでいけるのだと思います。

5.最後に

自分自身の課題としては、

  1. リフレクションをして欲しいということが伝わっていない

  2. リフレクションとはどういうものかが伝わっていない

ということかな、と感じました。

どう伝えていくのか…これまた難しいテーマなのですが、確実に言えることは、「言えばやってくれる」というものではないということ。唯一無二の正しい方法を提示するものではなく、ルールを作ってルールに従ってもらうというものでもなく、『組織運営・業務遂行には色々な方法はあるけれど、この点についてはこういう共通の認識を持ちましょう』というある種の提案なので、意義に賛同してもらい、主体的に協力してもらう流れを作るのが大事だと思います。(これが苦手なんだ…)

一方で、VUCAだとかD&Iだとかという中で、きちんとしたプロセス設定や頻繁に振り返りと対策を行うような進捗把握は相性が悪いもののように捉えられることがありますが、現れたモノ(コト)に場当たり的に対処することと、臨機応変さや柔軟性をごっちゃにしてはいけない、という思いも強くしている今日この頃です。

今日はここまで。

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