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Vol.20_『その施策、順調ですか?』〜現在地の認識〜

こんにちは。すっかりサボり癖が身についてしまいました。(-_-;)

先日、かつての仲間とのONLINE飲み会で「どうせ暇なんだから、やり始めたnoteくらいきちんと投稿したら?」と言われ、重い腰を上げて取り掛かりました。

重い腰??もしかして、嫌なのか…?笑笑

さて、今回のテーマのこと…

私は今、経営者が重要施策の進捗を把握するためのお手伝いをしています。情報を共有したり対策を議論したりする会議のファシリテーターをしたり、新たに出てきた課題・問題の整理やテーマアップ、施策を進める中で出てくる部長陣から経営者への要望・苦言の整理、そういったことをしています。(言葉にするとなんだかカッコいいな…)

その中で、モヤモヤしていることを自戒を込めて整理したいと思います。


1.きっかけ

先程申し上げたように『重要施策の進捗把握(のお手伝い)』が今の私の仕事なのですが、ここ最近手応えを感じないことにモヤモヤしていました。施策がうまく進んでいないのではなく、「これで進捗を把握出来ていると言えるのか…」ということ。

会議では、いま実施している活動の報告がなされ、経営陣が質問をして理解を深め、「では、引き続きよろしくね」で終わる。極端に言うとそういう味気ない気がして、ん~…これでいいんだろうか??と。

そこで、どういう状態なのかを整理してみて、課題を抽出してみることにしたのです。

2.タコ焼き食ってていいのか?

あらためて「重要施策の進捗把握」というのは何をすることなのかを考えるために、戦略推進会議なるものを提案した時の資料を見返しました。

会議のイメージとして、次のようなメモがしてありました。

部門の計画には、①目的地、②出発点、③出発点から目的地までのルート、が示されている。その部門計画に関し、戦略推進会議では、①出発点からどこまで来ていて、②目的地まではどのくらいで、③目的地に到着するには予定していたルートでOKなのか?、を確認する。

つまり、この会議では現在地がOKなのかを確認する。そして、現在地がOKでなければどうルートを変更するのか?を議論する。

(出典:私)

いま感じているモヤモヤ感は「現在地がOKなのかという確認をする議論が出来ていない」ということなのだとあらためて感じました。

例えるなら、「今ね、大阪にいてミナミでタコ焼き食べてるの!」という報告がされるんだけれども、「いま大阪でタコ焼き食ってていいんだっけ?」という話題にならないのでモヤモヤしているんじゃないかと思うのです。

タコ焼き食ってる話を詳細に説明された経営者も、タコ焼きそのものに関心が向いてしまい、「どんなタコ焼き食べてるの?」「なんて店?」なんてことを質問したりして、(そこかよっ!)って心の中でツッコミを入れる状態に…。

どんなタコ焼き食ってるのかはもういいじゃん。それより、タコ焼き食ってる場合なのかどうかの方が心配…。なんてことを思ったりするのです。

まあ、どんなタコ焼きなのかに興味があるのはわからなくもないですが…。(^^;;

3.一人旅じゃないんだから…

それに、一人旅ならいつどこでどんなタコ焼きを食ってようが構いませんが、会社の事業は一人旅じゃないんだから、ちゃんと旅程が計画されていることと、それがツアー参加者と共有できていることは必須なんじゃないか…ということを思います。

そして、その旅程の中で、いま大阪でタコ焼きを食ってることが予定通りのことなのかどうかが確認できる。つまり"現在地を適切に認識"するには、出発点から目的地までどういうルートで向かうのかという『プロセス』が設定されていること、それがとても大事だとあらためて思うのです。

プロセスの重要性は過去にも投稿していますので、どうぞご覧下さい。

4.最後に

冒頭に『自戒を込めて』と書きましたが、今回のテーマについては、私自身の“わかってもらうためのアプローチ”が足りていないのではないかと珍しく殊勝げなことを思い、次のように課題を抽出・整理してみました。

現在地についての考え方を共有すること
現在地の重要性について共通認識を得ること
現在地について適切に報告できるツールを提供すること

まあ、この課題については、サボってて出来ていないのではなく、難しいから出来ていないのですが、何もしなければなにも変わりません。

同じことを繰り返して違う結果を期待すること。それを狂気という。

アインシュタイン

今回の投稿で課題が少し明確になってきたので、なにかしらのアプローチをしていきたいと思います。

今日はここまで。

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