３月２０日１２時７分ごろ、太陽が牡羊座入りし、春分です。

占星術では１年のはじまりを春分としています。春分のホロスコープを読むことで、この先の１年がどんな年になるかを予想します。

２０２３年のテーマは「大浄化」でした。
人によっては、状況がそれまでと大きく変わった方もいらっしゃったでしょう。

２０２４年もまた波乱の感じはありますが、ゆらぎ続けるというよりは、最終的には心が決まる、方向性がはっきりする、という感じがあるでしょう。

詳しく読んでいきます。

この一年のテーマは、春分のホロスコープの「太陽」でみます。

太陽は９ハウスにあり、MCと重なっています。
獅子座の月と水瓶座の冥王星の調停にもなっています。（これがまたなかなかキツそう…）
太陽がある９ハウスには、他にも浄化の星座である魚座の海王星・土星・金星がいます。２０２３年に続き浄化の波は更に進むでしょう。

９ハウスはとても開かれた自由な場所で、これまでの特定の人や物事による心理的・精神的支配からの解放を目指します。
思い切って新しい価値観・文化・情報などの新しい世界を求め知ることで、これまでの固定観念や自分を縛っていたブロックなどを外し、自分の可能性の幅を広げて行くのが９ハウスの目的です。

２０２３年は、どちらかというと自分に向き合うことが大切でしたが、２０２４年は意識を外に向け、新しい世界に触れることで自分が開かれていくでしょう。

思い切って行ったことのない国（場所）へ旅をしたり、興味があることを専門的に学んだりすることで、世界の広さや世の中にある無限の可能性を感じ、これまで抱えていた思い込みや観念からの解放が期待できます。

ただし、可能性の広がりという喜びと同時に、これまで無意識に抑え込んでいた我慢や苦痛や悲しみが、目に見える形で浮上してくる可能性があります。これらの感情を浄化してあげることが大切なのですが、この過程が結構辛いかもしれません。

２０２４年は一人で解決するというよりは外に救いを求めた方が良いです。
９ハウスは集団の場所です。
必ず助けになってくれる人や物事があるはずです。
９ハウスは自由で開かれているので、あらゆる選択肢があります。そこから「これ！」というものを探すのは大変かもしれませんが、冬至以降にある程度のヒントは来ていると思います。

リラックスの月に対して、破壊と再生の冥王星が向かい合っています。

２０２４年は常に何かに突き動かされるという感じがあるでしょう。
２０２４年も大きく常識が変わっていくと思います。
それに伴って、これまで理想としていた生き方などが崩れていくことになるかもしれません。
外側の大きなうねりの渦に飲み込まれた時、とても感情的になってしまったり、緊張状態が続いたり、心も体も不安定になりやすくなるかもしれません。
そういう時に、９ハウスの学びや体験があなたの大きな助けとなり希望となってくれることでしょう。

２０２４年もまた波乱の予感はします。

ですが、ただ激動に流されるのではなく、激動の中を自分なりにうまく進んでいける術を身につけられるようになると思います。術を身につけるまでは大変だと思うのですが、辛く苦しいのは皆同じです。

２０２４年のテーマは「新たな体験や学びを通して、これまで自分を抑え込んでいた固定観念を外す」ことです。そして最終的に「その学びを通して、自分ができる社会貢献に気づく」ことがゴールです。