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「見る、読む」に疲れたら「聞く」手段を考えてみよう

休職中につき、日々の気付きなどをnoteに綴っています。

みなさんは、主にどのようなメディア媒体から情報を得たり、エンタメを楽しんだりしているでしょうか。

近年は、パソコンやスマホで気軽にニュースやウェブ記事が見られるので、新聞や雑誌の紙媒体が苦戦していますよね。

最近、紙の雑誌を読んだのはいつだろう?と思い返すくらい。
病院などの待合室とか、美容院や飲食店くらいですかね。

そういう待ち時間でも、ほぼ全員がスマホを持っている現在、紙の雑誌や新聞の出番は少なくなっているのだと思います。

情報入力のルート

同じ内容の情報であれば、どの媒体から情報を得ようが、あまり変わらないように思えますが、「認知」「理解」という観点からみると、入力ルートによって理解度や定着率が異なるんですよね。

現状、考えられる主な情報インプットは、以下のような種類があります。

①目と耳から 👀👂
 テレビ、映画、動画などの映像を見る

②目から 👀
 本、雑誌、新聞、ウェブ記事などの文字を読む

③耳から 👂
 ラジオ、ポッドキャスト、音声メディアなどの音声を聴く

これらは、それぞれ特性があります。

①目と耳から

動画は、目と耳の両方から入力されるので、情報量は一番多くなります。
テレビや映画などのエンタメはもちろんですが、YouTubeやオンラインセミナーなども、映像+音声のほうが理解が早いですね。

ただし、いわゆる「ながら見」は難しくなります。
料理や掃除をしながら、テレビを見ることは可能ではありますが、テレビに意識を向けると手は止まるし、作業に集中するとテレビの内容は見飛ばしてしまうことになります。
どうでもいい内容ならいいのですが、ちゃんと情報を得ようとすると、集中力が必要になります。

②目から

読書は、音楽を聴きながらでも可能ですね。
カフェなどで、BGMが流れていたり、周囲の客がガヤガヤと会話をしている中でも、読書に集中することは可能です。
脳みそがうまいこと処理するのだと思います(←適当)。

③耳から

ラジオや音声メディアは、車の運転中とか、家事をしながらなど、「ながら聴き」ができるのが利点です。
何かと"並行"であっても、結構頭には入っているものです。
漫画を読みながら音声メディアを聴く、というのは、試してみましたが無理でした。どちらか一方だけになります。
「ながら聴き」は、ウォーキングや掃除など、あまり頭を使わない作業に限りますね。

適応障害になってからの変化

どこから情報を入力するか、ということは、以前はほとんど意識したことがなかったことでした。

過去の記事でも書いたことがあるように、精神的に不調になってからは、集中力の低下や、意欲の低下があり、本を読んだり、映画を見たりするのが、長続きできない、という症状になりました。
疲れてしまうんですよね。
参考:「適応障害になってから、できなくなったこと」

そんな時でも、音声配信サービスの「Voicy」なら大丈夫でした。
運転中、散歩中、洗濯物を干しながら、など、「ながら聴き」をしていて、それが結構頭には入ってきていました。

※以前、noteに投稿したのでリンクを貼っておきます。

自分の「認知特性」を知ることは大事

「認知特性」と言う用語があるそうです。

認知特性とは
認知特性とは,目で見る,耳で聞くなどの五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な情報を,脳の中で「整理」「記憶」「理解」する能力のことです。

宮城県総合教育センターの資料より

認知特性は、以下の3つに分類される、ということです。

視覚優位・・「見る」ことで記憶するのが得意
言語優位・・「読む」ことで記憶するのが得意
聴覚優位・・「聞く」ことで記憶するのが得意

同じ情報を見聞きしても、記憶したり理解したりするのは、人それぞれ得意・不得意があるのですね。

勉強したり、仕事で何かを覚える必要がある時、自分の認知特性を知っておくのは、非常に重要だと思います。
効率が全然違ってくるのではないでしょうか。

認知特性という言葉は、私は最近知ったのですが、教育の現場では、以前から結構重要視されていた概念なのかもしれません。

「耳」を試そう

私自身は、どのような手段で情報をインプットするかということは、以前はほとんど意識しませんでした。

何かニュースがあれば、新聞、テレビ、ラジオ、ウェブなど、複数の媒体から情報を得ていましたが、情報量の違いはあっても、特性までは気にしませんよね。

「文字を読むのが疲れるぞ」「耳で聴くのは大丈夫」と気付いて、こういう特性もあるのか、と知りました。

本を読むのは好きなのに、集中して読めない、という場合、Amazonの「Audible(オーディブル) オーディオブック」っていうのがあるので、これを試すのも手ですね。

最近は、安くて高性能なワイヤレスイヤホンも豊富です。
なくしたり落としたりする可能性が高いので、比較的安いものでも性能は十分と思っています。

みなさんも、何かを学習するときや、娯楽を楽しむとき、認知特性を少し意識してみてはどうでしょう?

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