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モデル撮影会を運営するということ

モデルさんの宣材撮影、ブツ撮りなどのカメラマン業の傍ら、

かれこれ4年近く、モデル撮影会の運営にも携わらせて頂いてきました。

今日は「撮影会の無事故運営成功システム」について話そうと思います。

うちの撮影会でいうところの「撮影会の成功」とは、

参加されたカメラマンさん、出演したモデルさんが、1日が終わったときに、「あ~楽しかった!」と思うことに尽きます。
それをその回の成功と呼んでいます。

そんなの簡単だと思う人もいるかも知れませんが、うちでは成功の定義を徹底しているため、1つの成功=多くのミッションが課せられます。

撮影会が成功するまでには、多くの小さなミッションをこなさなければ成功に至りません。そうやって撮影会の運営には徹底してこだわってきました。

1回の撮影会のための準備は2ヶ月前から始まります。

まずはロケーション探しです。
次節や天候想定など考慮などをしながら、多くの候補地からロケーションを決定します。

ロケーションが決まったらそこが開催可能かの確認及び使用許可申請。

そして出演モデルの決定をしていきます。

撮影会当日は、
第1に、スタッフ及び、出演モデルさん達が無事現場に到着すること。
自力で来れないモデルさんにはスタッフが送迎をし無事故を期します。

第2に、参加されるカメラマンさん全員が無事集合完了すること。

撮影会がはじまり、
モデルさん、カメラマンさんが嫌な思いをすることなく撮影ができているかどうか。

これにこだわるのは、これまで4年間の経験の蓄積があります。
とにかくいろんな事がありましたから笑

モデルさんがカメラマンに嫌なことを言われて泣いてしまったり。
逆にモデルさんがカメラマンさんに失礼な態度をとったり。
ある参加者の方は、参加されるたびに、しかめっ面で文句を言いながら撮る方もいらっしゃいました笑

なので、誰も「嫌な思いをしないで過ごせているか?」
これが1日の大きな課題の1つだったりするんです。

ライティングについては、いまでは参加者の方の殆どが自らストロボやレフを持参されるため、スタッフは補助的に必要なときにライティングをします。

移動時には、誰ひとり転んだり怪我をせず移動ができたかどうか。

午前の部が終わり、午後の部に向けて出演モデルが時間どおり
無事に食事とコーデチェンジが出来たかかどうか。

午後の部も参加者全員が楽しく撮影できたかどうか。

そして、参加されたカメラマンさんが満足して帰っていけたかどうか。
帰る際に忘れ物がないかどうか。

スタジオのときには、しっかり原状復帰が出来ているかどうか?
破損物などはないかどうか。ここにも徹底してきました。

スタッフと参加者の皆様のおかげさまで、多くのスタジオさんから、
「とてもきれいに使って下さるのでありがたい」と、わざわざご連絡を頂くことも増えました。

そして、1日終わったときに、出演モデル全員が「あ~楽しかった!まだ物足りない!」と思ってくれているかどうか。

こんな小さな1つ1つ全てが、無事に完了することを、その回の成功と呼んでます。

そして、うちはモデルさんとのミーティングを持ってます。
モデルさんが感じたこと、思ったことなど、アウトプットし情報共有することで次の撮影会に繋げていきます。

こうしたモデル撮影会を月に2回~3回開催してきました。

これらの無事故運営システムを作って、はや4年が経とうとしています。

いまは撮影会のみではなく、モデルさんの活躍の場も広りました。

広告モデルのオファーを頂くようになり、地域サイトに取り上げて頂くようにもなりました。

ライブ配信もスタートし、出演モデルには応援頂く多くの方が増えました。

いまでは、参加される皆さん、出演モデル、運営スタッフ、現場スタッフ、すべてに感謝です。

何事も、無事故であること。

1日を無事に過ごし、楽しく充実した1日であること。

当たり前のようかもしれませんが、どんなことでもそれは小さなことの成功の上に成り立っているということを忘れたくないものです。

その日、自分と縁する人たちが笑顔で楽しく過ごせること。

縁した人たちが写真を撮ることがもっと好きになり、もっと楽しくなり、そして上手くなっていくこと、それが自分の願いでもあります。

きっとそうした縁の先には、もっと楽しい、もっと充実した、自分の未来もあると信じています。

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