家具モデリング日記ーtable2

table2
このテーブルは、スタジオイルゼ( Stidioilse )デザインのビトゥイクストスツール (Betwixt Stools)(ハーマンミラー社)のパロディ。椅子の脚の部分だけを2個並べ、その上に天板を載せた。
ビトゥイクストスツールでは前脚が細く後ろ脚が太くなっているが、前脚の細さはテーブルにするには心許ないので後ろ足の太さで統一するとこにした。
素材も変更を加えている。元のスツールでは座と背以外はスチールだが、温かみを出したいと思い天板と脚の太い部分は木材に。
貫に残している細い部分は、スチールのままとして軽さを残している。

モデルは、AutoCadで作成した。
これまでRinoceros 、AutoCAD、Fusion360、Blenderなどのモデリングツールを使ってきたが、その中で1番使い勝手が良かったのはライノ。点、線、面、立体の違いが分かりやすくなっている。またコマンドや座標を打ち込んでモデルを組み立てるやり方なので、ある程度寸法が決まっている場合は扱いやすい。例えば自分が家具をモデリングする時は、自分で材料を調達して作れるかどうかを意識する。ホームセンターで売っている合板の厚さの整数倍にする、あるいは切り出した時に端材が少なくなるよう値を調節する、という具合だ。
今回も、テーブルの高さは700にしよう、脚はホームセンターで買える30×40mmの垂木を太さにしてみよう、という具合に寸法が入力時点で決まっていた。なので本当はライノ を使いたかったのだが、ライノは価格が高く、無料体験版はすでに期間満了まで使ってしまっている。
そこで、同じようにコマンド入力をするAuto CADを使用した。こちらも有料ソフトなのだが、まだ使用したことがなかったので1ヶ月の無料体験版をインストール。
今回は立方体と円柱のみで作成したので、問題なく操作が進む。まだAutodesk社の製品に慣れていなくて、ソリッド、サーフェス、メッシュの違いがよく分からず。。ソリッドのみで組み立てられるものを作ったとも言えるこの現状。サーフェスやメッシュも使いこなして複雑な形状を扱えるようになりたいものだ。

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