触れてみよう「農」の世界、越前カンタケ栽培記録③~祝!収穫編~
前回、菌床からちょこっと顔を出し始めた「越前カンタケ」。
果たしてきのこは収穫までたどり着けるのでしょうか。
これまでの経緯は栽培記録②をご覧ください。
触れてみよう「農」の世界、越前カンタケ栽培記録②~菌床伏せこみ編~|ヨシダ工業株式会社 (note.com)
小さいきのこがモコモコと成長中
最初は菌床についたホコリのようだった小さいきのこ。
生えてきたらきのこには直接水はかけないほうがよいとのことで、きのこは避けて散水を続けていました。
生えてくるまでは時間がかかったきのこですが、生えてからは一転。
筆者が良く掘るタケノコを思い起こさせるような速度で日進月歩大きくなっていきます。
ビー玉ほどだった小さいきのこの集まりが5日後には下写真のように成長しました。
こんなに早く成長するものなのか、と少々驚きながら一度収穫してみることにしました。第1回目の収穫は約100gほどでした。
何はともあれ無事に収穫までたどり着けたことに安堵しながらほかのプランターも確認してみると、すべての菌床に大小のきのこが生え始めているではないですか。
次々と収穫できるのではないかと期待しながら水やりを続けます。
いろいろなマニュアルを読んでみると、しめじくらいのサイズで収穫することもできるし、収穫を待てばエリンギくらいの大きさにもできると書いてあります。
いやいや~そこまで大きくはならないでしょう、と半信半疑で収穫したい気持ちを抑え、成長を見守って見ることにしました。
最初の収穫から1週間・・・。
プランターはきのこ真っ盛りな状況に。
筆者もここまですべてのプランターからうまく生えてくれるとは正直思っていませんでした。
どこまで大きくなるのか試してみたい気にもなりましたがいい頃合いだと思い、一気に収穫することにします。
これまでで一番多い、約1.1キロの収穫です。
収穫がシーズン(12月~2月くらい)で2、3回と書いてあったので次の収穫は2024年に入ってからになるでしょう。
越前カンタケの試食会もやってみました
「で、味は?」
一番気になるところはそこですよね。
結構な量が取れたので知り合いの調理師さんにお願いして会社のお昼休みに越前カンタケ試食会を開催しました。
メニューは
・越前カンタケの炊き込みご飯
・越前カンタケのスープ
・越前カンタケの肉巻き
・越前カンタケとネギのみそ炒め
の4品です。どれも越前カンタケをふんだんに使用した料理です。
で、味ですが・・・とっても美味しい!(「料理が」でしょうか)
みんなからの評価も概ね好評でした。
エリンギとしめじの中間のような食感で歯ごたえが良く、
きのこのほど良い香りが口の中に広がります。
小さいものと大きいもの、それぞれを食べましたが、
大きく育てたほうが、食感的にも面白いんじゃないだろうかと思いました。
さて無事収穫にたどり着いた「越前カンタケ」。
ふとしたことからこうして触れた「農」の世界でしたが、収穫し、その恵みを享受してみると、生産の喜びを感じました。
しかし、「楽しい」だけではやっていけないのが仕事の世界。
ワンシーズンの収穫量などを図り、事業化に向けての検討を進めていきたいと思います。
次回はその後の収穫やその収穫量について触れて、ワンシーズンの締めくくりを行いたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
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