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コルレオーネ・ファミリーの最終章はオリジナル崇拝者にも感動を与える 【映画 ゴッドファーザー 最終章】

 ゴッドファーザーといえば、もちろんビト・コルレオーネなのである。映画はⅢまであるけど、マーロン・ブランド演じるドンが大好きで大好きで、オリジナルのⅠ(最初はⅠというクレジットもなかったと思うけど)を、もう何十回もビデオを観直している。どのシーンも大好きだけど、あの貫禄とハスキーな声、そして悲しげな表情がたまらない。

 またAmazonPrimeでⅠを観終わった時、関連するビデオに「ゴッドファーザー 最終章」があって、あまり期待しないで観てみた。この映画が2年くらい前にリリースされたのは知っていたけど、結局はⅢのリメイクだろうから、と思ったからだ。でも、どんどんひきこまれた。
 考えてみれば、Ⅰに比べて、ⅡやⅢは数回しか観た記憶がなくて、新鮮な気持ちで観ることができた。ただ、編集し直した箇所がどこかは分からない。(=^・^=)

 マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノも絶賛と記事にもあるけど、マイケルは最期まで父ビトを超えることはできなかったかもしれない。
 それは創業者が神格化される、という世の常もあるだろうし、時代が変わって洗練されたマフィア組織のトップはどうしても小物になってしまうからなのかもしれない。
 改めて観るゴッドファーザーは、成り上がっていくギャングの物語ではなく、家族・親族、そして疑似家族までも守り抜こうとする不器用な男の物語だった。

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