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【心理学コラム】騙されないために覚えておくと良い2つのこと

人に騙されないために覚えておくと良いことが2つあります。それは、『その人の本質は予期せぬ出来事に対する反応や表情に現れる』、『意図的な行動や言動はその人自身の願望が含まれる』です。

人間には誰にでも“こう見られたい”という欲求があります。例えば、「(実際は遊び目的だけど)誠実な男だと思われたい」、「(実際はお金に困っているけど)儲かっている事業者に見られたい」など。

人間はこれらの欲求を叶えるために、意識的に自分の行動や言動を変化させて他者と関わります。

それで、誠実な男だと思われるために恋愛マニュアルに書いてある行動を真似してみるとか、他の事業者よりも多く稼いでいることをさりげなく発言してみるとかするわけです。

ですが、これらの行動・言動はあくまで理想と現実が乖離しているから起こるものです。つまり、これらの行動や言動はその人の本質ではありません。あくまでその人の“こう見られたい”願望によって味付けされた外向きの人物像なのです。

ただ、本人なりに完璧にやっているつもりでも、自分で自分の無意識を上手にコントロールできる人間ってそういません。だから、無意識的な要素が現れやすい反応や表情に本性が出るわけです。

例えば、いつも誠実そうな行動や言動をしていた男性が、あなたの急な体調不良に嫌な顔をするとか。稼いでいることをアピールしている事業者が、食事代の金額を見た瞬間に顔を顰めるとか。

世の中には異性や詐欺師に騙されづらい人がいますが、そういう人たちってこのことを感覚的に知っているんですよね。あなたも騙されづらい人になりたいなら、ぜひこの話を覚えておいてください。騙されて辛い思いをする人が少しでも減りますように!

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