それは受け取る側の問題では……

よく「インスタ見てると幸せアピールばかりでイライラするから見なくなった」みたいな話を聞く。

えっ、そうなんだ。

私は1日1回くらいインスタを見る。だけど、TLを見ていて「幸せアピール」と感じたことはない。

今もざっとスクロールしてみたけど、たいやき、自分で作った素麺、CDジャケット、フードコートでラムネを飲む息子……。

どれも、見ていて不快じゃない。友達の日常にほっとする。

TLを見ていて「幸せアピールばっかり!」と感じる人は、「幸せアピールする人」ばかりをフォローしてるのだと思っていた。

自分はそういうタイプをフォローしていないから、TLが平和なのだと。

けれど最近、もしかしたらそうじゃないかも? と思うようになった。

そういう人はもしかして、私から見てなんでもない投稿(たいやきやCDジャケット)を見ても「幸せアピールだ!」と感じるのでは……?

SNSは、アピールする人の心理について言及されることが多い。「いいねを欲しがる承認欲求=現代人の心の闇」的な切り口から語られるSNS論に、もう飽きている人も多いだろう。

けれど、「アピールだと受け取ってしまう人の心理」もまた、闇が深いと感じる。

同じ投稿を見て、「アピールだ!」と言う人と、「ただの日常の風景」と思う人なら、前者のほうが闇は深そうだ。


その投稿をどう思うか。受け取り方は人それぞれで、正解はない。

しかし、もしもあなたが「幸せアピールしやがって!」と腹を立てている投稿があったとして、それを周囲の人たちが「えっ、まったくアピールだとは思わなかったなぁ」と言ったら、どうだろう?

「これをアピールだと受け取ってしまう自分の感じ方に問題があるのかも」とは、思わないだろうか?

まぁ、どっちに問題があるのかのジャッジは誰がするんだよ、という話だけど、他人の行いがやたらとアピールに見えてしまう人は、自分の感じ方を疑う視点を持つのもいいと思うのだ。

もしかしたら、人よりもやや嫉妬深い性格なのかもしれないし、今たまたまストレスが溜まっているのかもしれない。

他人のアピールに厳しいことがダメだとは言わないけど、それで本人がイライラしちゃうなら、イライラしないほうがラクだと思う。嫉妬もそう。嫉妬するなとは言わないけど、嫉妬深くない人のほうがたぶんラク。

受け取り方を変えるのは難しいけど、自分の性格や思考のクセを自覚するだけで、けっこうラクになることってあると思う。



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吉玉サキ

ライター・エッセイスト/著書『山小屋ガールの癒されない日々(平凡社)』http://urx2.nu/Vmkr 複数のwebメディアで執筆中/有料記事は知人に読まれたくないものであり、有益な情報とかじゃないです/お仕事のご相談はsaki.yoshidama@gmail.com

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