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さいこうファーム農業団を救ってくれるのはチョッパーなのでした

トウモロコシの収穫も終盤戦、そろそろ次の海に挑む準備をしなければいけない。

次の海、それはジャガイモだ。ぼくの好きな野菜NO1のジャガイモ。フライドポテトにジャーマンポテト、コロッケにカレーに煮っころがし。ジャガイモは美味しい。

そんな大好きなジャガイモの収穫に心躍るかというと、全くそうではない。
さいこうファームのジャガイモ畑は、大きな問題を抱えていた。それは、見るも恐ろしいほどに成長してしまった雑草たち・・・。去年はビシッと雑草を抑えてくれていたラクサー乳剤が今年は、ものの見事に効いていなかった。

土壌処理剤何するものぞと生育してしまった雑草たちをさらに勢いづかせてしまったのが、初期生育が弱かったインカのめざめだ。今年のインカのめざめの種芋はあまり調子が良くなく。畝を覆うのに時間がかかり、降り注ぐ太陽と適度な降雨が雑草に好条件を提供していた。

結果、ジャガイモ畑に草生える・・・。荒れ狂う大海原の如く雑草が生えてしまった。

もう諦めるしかないのか・・・。と頭を抱えることもあったが、雑草に隠れてしまったジャガイモを掘り起こすと。これがなんだか悪くない出来。これはなんとか救出(収穫)してあげなければならない。

しかし、目の前には荒れ狂うグランドライン。刈払い機片手にバッサバッサと切り込んでいくしかないのか・・・と思っていた。

が、そんなさいこうファーム農業団に手を差し伸べてくれる方がいた。
「うねの形に合わせて草を刈れるチョッパーを貸してあげるよ!」
ありがたすぎる。そんな素晴らしいものがあっただなんて。

ということで、いつもお世話になっている農家さんのもとにさいこうファーム農業団の強力な助っ人チョッパーをお借りした。

正直見せるのに躊躇するほどの草むらなのです
でも隠してもしょうがないし・・・
見せちゃいます

そして、再び、雑草の海と対峙する。トラクターのエンジンをふかし、PTOを回す。回転数は540rpm。雑草はトラクターのボンネット近くまで伸びているものも多数だ。

ゆっくりと走り出す。唸りを挙げるチョッパー。振り返ると、そこには嘘のようにきれいになったジャガイモの畝が出現した。「おお、なんてことだ!」

モーゼの如く雑草の海を断ち割っていくチョッパー
ありがとう、チョッパー
これでジャガイモ収穫が始められます!

ということで、頭を抱えていたぼくらに、手を差し伸べてくださった農家さんのおかげで今年もジャガイモの収穫を始められそうです。

もうすぐ、さいこうファームの新ジャガイモ、きたかむい、キタアカリ、インカのめざめの収穫、出荷を始めます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします! (登場人物) ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。 幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。 つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。 スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。 櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。 かなでちゃん:さいこうファームに住み込みスタッフとして来てくれた落ち着いた雰囲気の優しい女の子。カブで北海道を回るというワイルドな一面も。

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