4歳の息子は浮き輪で泳げるようになった
幸枝さんは地域の集まりで不在。午前中はぼくが櫂とつむぎを見ることになった。家にいても持て余すので、美幌駅のきてらすへ。櫂もつむぎもしっかり遊ぶことができたはずだ。
家に帰る途中、つむぎがふと思い出したように
「プール行きたい!」
と言い出した。
まじかぁ・・・。この寒いのにプールかぁ・・・。午前中もみっちり遊びましたよ・・・。ぼくの頭の中では満場一致で「行きたくない」という決議が通される。
「プールかぁ、でもスポーツセンターのはもうやってないし、しゃきっとプラザか北見に行くしかないなぁ」
「しゃきっとプラザ!」
「そうかぁ、行きたいかぁ。ママに相談してみないと」
「うん、分かった」
幸枝さんと合流し、家に戻り。すぐにプールに行くことが決まった。ぼくの頭の中の決議に意味はほぼない。
そして、しゃきっとプラザへ。
美幌町役場に隣接しているこの建物には、健康遊浴室という泳ぐのではなく健康のために水中ウォーキングをするためのプールがある。温水でとてもきれい、そして未就学児と同伴の保護者は無料。めちゃくちゃありがたい施設なのだ。
水着に着替えプールへ。つむぎはプールサイドの浮き輪を手に、水の中に。水深は1.1m、浮き輪でプカプカ浮いているつむぎをぼくが歩いて引っ張るという楽しみ方だ。
これが結構楽しそうで、つむぎの満足度はいつも高い。
しばらく引っ張って回ると、つむぎはプールの壁にずっと手すりがついていることに気づく。
「スパイダーマンみたいにやってみる。手を離して!」
プールの中でぼくが手を話すのはほとんど初めてのことだ。
つむぎは手すりを上手に使いながら、プールを1周、2周、3周。結構すごい。
そして、さらに。
「泳いでみる」
「え、本当?」
「うん」
今度は手すりも離して、ぼくの支えも受けずにプカプカ浮いている。
それだけでなく、足を上手に動かして前進している!
そこまで早くないけれど、着実に進む、ちょっと不思議な立ち泳ぎで進むつむぎ。またプールを1周、2周、3周。
ほんの数分前まで、少し手を離すのさえ怖がったつむぎは驚きの成長を遂げた。本人もうれしそうだ。
寒い中、プールに行くのは正直面倒だな、と思っていたけれど、つむぎの貴重な成長に立ち会えたのでぼくもなんだか得した気分の日曜の午後だった。
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