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連休明け英気を養っているはずのメンバーが五月病に!未然に防ぐ方法とは?


◆リーダーの掛け声が響かない



連休明け、リーダーのあなたはこんな号令を掛けていないでしょうか。
「みんな連休で英気を養ったのだから、
 結果を出すために張りきっていきこう!」と。

一方、メンバーは新年度がはじまって一ヵ月あまり
新しい環境やポジションに合わせるために
メンバーは自分なりに必死にがんばってきたことでしょう。

「がんばったけれど自分の思った結果がでてないな」
「必死に言われたことをやってきたけど、
これから何を目標にすれば良いのかな」
「人間関係に少し疲れたな」

という気持ちになっているかもしれません。
それに気づかずにがんばれの号令を掛けると

「やる気が起きないな」
「もうこの仕事をしなくないな」
「この会社を辞めたいな」

ということになってしまうことも。
いわゆる五月病という症状になってしまいます。

◆メンバーの心身の状態を把握しよう!



こうならないために、リーダーのあなたは
メンバーが抱えている不安や悩みを聞いてあげる時間をつくってあげましょう。

1on1ミーティングがあれば、
この1ヶ月の上手くいったことと
上手くいかなかったことを振り返って

意識したことや苦労したことを聞きてあげてください。
人は不安を言葉にすると、モヤモヤが少なくなります。
リーダーがさらに要約してメンバーの頭の中を整理してあげれば
解決方法が見えてきて安心できます。

1on1ミーティングの仕組みがなくても
連休明けのこの時期は、メンバーそれぞれの話を聞くことをお勧めします。
心の病や離職の芽を少しでも無くすことができます。

◆完璧主義なメンバーには!



完璧主義のメンバーは、期待に応えられなくて
悩んでいるかもしれません。

そんなメンバーには、ここまでやってきたことに労いを伝え
これからは目標を達成するために「できていないこと」は、
「自身の伸び代」という考えで自分を責めずに
思い切ってチャレンジしていこうと背中を押してあげてください。

◆目標を見失ってしまったメンバーには!



指示待ちで漫然と仕事をしている人は、
仕事の意義ややりがいを見出だせずにやる気を失ってしまいます。

新年度が始まった直後は与えられた仕事で手一杯だったものが、
5月に入り落ち着くと、自分には目指す目標がなかったことに気づき
空虚感を持つかもしれません。

そんなメンバーには、与えられた仕事を
しっかりやってくれたことに感謝を伝え
これから、どんなスキルを身に付けたいか
1年後、どうなっていたら良いかなど
メンバーの目標を一緒に考えてあげましょう。

◆新しい環境に馴染めないメンバーには!



新しい人間関係にストレスを感じている可能性があります。
素の自分でいられないことに疲れ果てているかもしれません。

そんなメンバーには、「困ったことがあったら
一人で抱え込まないようにいつでも相談していいよ」
と見守っていること伝えてあげましょう。

また、リーダーから積極的に挨拶などコミュニケーションを取っていきましょう。
できれば、具体的にどんなことに困っているのか
教えてもらいできる限りの配慮をしてください。

さらにそのメンバーが孤立しないように
他のメンバーにも配慮するように協力を求めましょう。

この時期、メンバーが目標ややる気を失わないように
現状をしっかり把握して軌道修正していくことも
リーダーの重要な役目になります。

◆今回の質問

【メンバーは今心身共にどんな状態でしょうか?】

次回に続けます!お楽しみ!

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