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勉強は量と質どちらが大事?

勉強は量と質,どちらが大事なのでしょうか。

もちろん,どちらも大事なのですが,
結論から言うと,量の方が大事です。

量をこなすから質が上がる


色々な生徒さんを指導してきて感じることは,
成績が上がらない子は
圧倒的に勉強量が不足している
ということです。

そういう子に限って
「こんな勉強は無駄じゃないか」
「もっと良いやり方があるんじゃないか」
というように質を意識しすぎて,
勉強量をこなせていません


質を気にするのは,もっと後で良いです!

筋トレをするときに,
綺麗なフォームにこだわりすぎて質問ばかりして,
実際に筋トレしないのと同じようなものです。

まずは筋トレをしてみて,
実践する中で自分の癖などを把握し,
フォームを調整した方が上達が早いでしょう。

勉強も同じで,量をこなすからこそ,
自分に合う勉強法・合わない勉強法がわかり,
勉強の質を高めていくことができます

最初から質を意識しすぎない


「効率の良い勉強法を教えてください」
「先生は東大卒だから,
効果的な勉強法を知ってるんでしょ?」
と言われることがあります。

もちろんオーソドックスな勉強法や
原理原則についてはお話しできます。

  • 丸付け・やり直しを必ずやる

  • できないことをできるようにすることが大切

  • 間違えた問題は何度も解き直す

  • 暗記するときは自分で自分にクイズを出す etc

しかし,細かな部分については
自分で実践しながら調整していくしかありません。

効果的な勉強法は人によってちがう


例えば,暗記するときに,
書いて覚える人もいれば,
見て覚える人,口に出して覚える人もいます。

私の場合,書いても覚えられず,
目で見て写真のように情報を記憶するので,
書き取りという勉強法が合いません。

他にも,短時間で教科を変えて
学習する人もいれば,
長時間一つの教科を
じっくり学習する人もいます。

東大の同級生は,
一つの教科をずっと学習すると飽きてしまい,
集中力が低下してくるため,
15分ごとに教科を変えて学習していると言っていました。

私は,教科をころころと変えると
脳の情報処理が追い付かない感じがして,
長時間ずっと同じ教科を勉強していました。

特に世界史はストーリーや一連の流れを
把握したかったので,
休日に5〜10時間まとめて学習することも
多かったです。

このように,自分に合った勉強法は,
実際に勉強をする中で見つけていくもので,
他人からはアドバイスできない部分もある
のです。

質を上げるために量をこなそう


「効率の良い勉強法を教えてください」
「先生は東大卒だから,
効果的な勉強法を知ってるんでしょ?」
と質問してくる子にアドバイスをしても,
その勉強法を試さない,
手を動かして勉強しないことが大半
です。

「効果的な学習法を見つけたい!」
という問題意識を子ども自身で持てているのは
良いことなのかもしれませんが,

「ラクしたい」
「努力はしたくない」
という気持ちが見え隠れ
します。

成績が上がる子は,
「効率の良い勉強法を教えてください」
と何度も聞くようなことはしません

自ら努力をし,試行錯誤した上で,
「こういうやり方で勉強しているけど,
あまり効果が出ていない気がします」
「どう変えれば良いと思いますか?」
というように具体的に質問します。

そして先生からのアドバイスを実践し,
さらに勉強量をこなして,
自分に合ったやり方にアレンジし,
どんどん学習の質を高めていきます。

「効果的な勉強法を教えてもらおう」
という待ちの姿勢でいるのではなく,
どんどん勉強量をこなして,
実践を通して学習の質を上げて
いきましょう。

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