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はじめてのラマダン(断食月)体験

アッラー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜🎶♬

1ムスリム(イスラム教徒)のお祈り

インドネシアに住んでいると必ず聞くアザーン(adzan)というお祈り。インドネシアの国民は9割がムスリム(イスラム教徒)で、世界一のイスラム国家です。人口も約2億7000万人と世界第4位。←これ意外と知られてない。

ムスリムには1日5回のお祈りが義務ずけられており、その時間になると大音量で町中に流されお祈りします。インドネシアに初めて来た時はその音が異様すぎて、びっくりしたのを覚えています。

国民全員が一斉にお祈りをすることはなく、お祈りの時間はそれぞれ個人の自由になっているみたいで、そんなに厳しい宗教ではないんだなと住んでみて感じました。

2ラマダン(断食月)

イスラム教にはもう1つ義務があって、それが1ヶ月の断食月(ラマダンと言います)です。

断食と言われると、1日何も食べないことをイメージしちゃいますが、ムスリムの人たちは日の出(朝4時)から日没(夕方18時)の間、飲み食い、喫煙が禁止されています。

なぜ断食をするのかというと・・・

食欲という人間の欲望に打ち勝つことでイスラム教徒を自覚し、貧しい人びとや飢えた人びとを思いやり、世界中のイスラム教徒との連帯感を共有するためとされている。             ※Newsweekより抜粋

18時からは飲み食いが許されてても、大変そうだ。。。

会社のスタッフからはMau ramadhan?(断食やりたい?)って冗談で聞かれるけど、いつもSaya tidak mau~(僕はやりたくないよ〜)って笑いながら話してます。

ラマダンは年に1回ありそれも毎年行う月が変わるとのこと。

今年は4月12日〜5月12日まで。僕は初めてこのラマダンを今経験してて、本当に周りのスタッフ含めみんな飲み食いせず働いている。タフだ。

Badannya tidak apa apa?(身体大丈夫なの?)って聞いてもSehat!Sehat! Sudah biasa(元気だよ!慣れてる)って言うからヘェ〜となんだか関心してます。

でもやっぱり喉が乾いたりお腹が空くのか、18時の断食終わり(Buka puasa)近くになると我ぞ我ぞと、飲み物食べ物を買いに行くスタッフ。余りにも急ぐから会社のルールを破り仕事中に買い物をするスタッフが出たりと、何かとバタバタする18時^^

インドネシアの人たちにすれば日常的なことなんだろうけど、僕にとっては非日常を味わっている感じで、自分以外の周りの人が飲み食いしないなんて、生まれいこのかた1度もなかったから。すごく貴重な体験。

スタッフのほとんどが飲み食いできないので断食をするわけではないですが、スタッフのいる前では水を飲まないようにしたり、水の入ったペットボトルも置かないようにしてます^^

3ラマダン時の街の変化

ラマダンでない日は屋台など伝統的なお店は朝から晩まで開いていますが、ラマダンの時は18時まで全部閉まっています。

僕は仕事で基本外に出ないので、外に出るのは帰りの夕方くらいでちょうど屋台がオープンしだす時間であまり普段と変わらない。

最近いつもと違うなと思うのが、高級スーパーの商品の売り方。

そこのスーパーは欧州系の人たち向けのスーパーなんですが、インドネシアの伝統的な料理も置いていて僕もよく利用しているスーパー。いつもインドネシア料理は置いていますが、ラマダンの時はインドネシア料理の配置が店内に入って目の前に移動されてたり、料理の品数が倍になってたりと。何かと変化が出ています。

他にもイスラム教はお酒が禁止されているので、インドネシアにはお酒屋さんが少なく、買う場所も限られています。酒税もめちゃくちゃ高い。ウイスキー1本7000円ぐらい。

もっと安くして欲しいと思うこともありますが、お酒屋さんがあるだけでもありがたい。。。

そんな数少ないお酒屋さんがラマダンになると閉店し、お酒を買うことができなくなったりと。そんな変化もあります。大体のお酒屋さんは電気を暗くして中を見せないように、対策をして開けているお店が多いですね。

と、宗教の義務が国にも影響を及ぼしているというすごく貴重な日々を送ってます。書くのがしんどくなってきたのでここまで。

日常記録でした。




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