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心が楽になるコラム

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心理カウンセリングの考え方を使った心が楽になる方法をお伝えしています。
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別人を演じるのはやめちゃえ

幼い頃は与えられた環境の中で上手に立ち回るために、本来の自分とは違う人物を演じることがあります。 本当は不器用なのに、しっかり者を演じないといけなかったり。 自分の意見をちゃんと持っていたのに、静かに黙っている人を演じないといけなかったり。 寂しがり屋なのに、一人で平気な人を演じないといけなかったり。 人によっては、家庭や学校で使い分けなきゃいけなかったかもしれません。 別人を演じることはすごく大変なことです。常に気を張らないといけないので、毎日疲れていたかもしれま

人間関係が大変なのは、いままでに学んだノウハウが自分に合っていないだけ

人間関係においてのノウハウは、家族とか学校とか就職した会社で実体験の中から学んでいきます。 いままでに学んできたノウハウは狭い社会の中で正解だったとしても、いま居る環境には合わなかったり、いまの自分には合わないことが多くあります。 私の話になりますが、私が生まれ育った家族は典型的な『父親が一番偉い家庭』でした。 表では父親の言うことに従いつつ、裏では他の家族が父親の文句を言い合うことで家族のバランスを取っていました。 そんな家庭で育ってきたので、結婚したからも一家の主

焦りに振り回されない5つの考え方

焦りは行動力の起爆剤になります。 小学生の頃、夏休みの残り日数が少なくなった時にめっちゃ焦って初めてやりたくなかった宿題に取り組めたような経験があったと思います。 テスト勉強や受験でも、周りと比べて焦ったことがきっかけで勉強に取り掛かれたりしますよね。 焦りは力を出すために必要ではありますが、常に日常生活になくてもいいと思っています。 ずっと焦っていたら、単純に心が持たなくなっちゃいます。 いつも自分ではない何かにエネルギーを出すスイッチを押し続けてられているような

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メンタルを守るために心のエネルギーを枯らさない

メンタルの不調が起こるきっかけに、「やりたくないことを頑張ってやり続けてしまうこと」があります。 やりたくないことをやり続けるってすごくエネルギーを使います。 気付いた時にはエネルギー切れになっていて、うつ病を発症してしまうなんてこともあるほどです。 やりたくないならやらなきゃいいじゃない!と思うかもしれませんが、案外自分では「やりたくないこと」そのものに気付けないことってよくあります。 理想的な自分になるために仕方がないことだと思っていたり、常識的にやらなきゃいけな

自分を悲劇のヒロインにしない勇気が人生を幸せに導く

生きてると色々なことが起きます。 どんな美人でも、ずっとお金持ちでも、嬉しいことも悲しいこともつらいことだって起きてしまうのが人生です。 たとえネガティブな出来事が起こっても、腐らずに、自分を卑下せずに、投げやりな生活にならずに生きていければ、きっと「いい人生だった」と思いながら最期を迎えられる気がしています。 そのために結構大事なことは、自分を悲劇のヒロインに仕立て上げないことなんじゃないかと思うんです。 人の性質として、自分が信じたことを証明したくなる心理が働くと

心の負担を軽くするために減らすこと

心の負担が大きくなっている時は、 ・なぜかぐったりと疲れてしまう ・いつも何かに追われてしまう ・ちょっとしたことにイライラしてしまう なんてことが起きてきます。 そんな心の負担が大きくなっている時は、自分がしないといけないと思っていることを減らしてみてください。 例えば仕事では、自分が今日やらないといけないと思っていることが10個あったら必要最低限のこと以外は減らしちゃいましょう。 どれも減らせない!と思ったら、『仕事を定時で退社して大好きな人と高級レストラン

一人が寂しいときにしてほしいこと

一人が寂しくて孤独感に押しつぶされそうになった日が一度はあるでしょうか。 一人の寂しさを誤魔化そうと気の進まない集まりに行ってみたり、どうにかして恋人を探したくなってみたりするかもしれません。 でも、あえてジタバタせずに寂しさをなくそうとしないまま過ごしてみてほしいんです。 寂しさを無理矢理なくしていくと、誰かといる時の幸せが感じにくくなってしまうから。 誰と一緒にいると幸せなのかが分かる感度を上げるためにも、本当の幸せに気付くためにも、寂しさはなくさないでいてみてく

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もっとマイペースで大丈夫。なんとかなるから。

久々に前職の人事の話を聞きました。 当時一緒に平社員として働いていた人が部長や課長クラスになっていて、ちょっとびっくりしたんです。 部長や課長になった人は高い向上心があるわけではなくて、20代前半からマイペースに「普通に」仕事をしていた人ばかりだったんですよ。 向上心が高くて、研鑽を積んできた人達はもうとっくに転職をしていて、きっと転職先で大活躍していると思うんです。 でもマイペースに「普通に」仕事をしていた人も確実にレベルアップして、ちゃんと出世できるものなんですよ

後悔も振り返りもいらない

過去に何度も色々な選択をしてきたと思います。 「あの時、別の選択をしていたら良かったのかも」と何度も考えてしまうことがあるかもしれません。 「あの時、こうすれば良かった」と後悔して夜眠れない日もあるでしょうか。 でも今日から過去の選択に対する考え方を全部変えてみてほしんです。 いままでの選択は小さいものから大きいものまで、絶対に正解だったと思ってみてください。 絶対に正解です。 絶対に全て正解です。 間違いなんてどこにもありません。 だからそのまま堂々と今を楽

人付き合いが疲れなくなる秘訣は無理を辞めること

人付き合いがめんどくさいとか厄介だと感じるのは、結局は疲れるからという理由が一番大きいと思っています。 じゃあ疲れるなら思い切って人付き合いを全て辞めれば楽になるかといえば、そんなこともないです。現代において完全に一人で生きてくのはどうしたって限界があります。 生活を送るために誰かとの関わりは必要になりますし、たった一人で生きていく孤独感に耐えられる人はいないはずです。 それにこれからも続く避けては通れない付き合いも存在します。会社の同僚や親戚や近所の人などはずっと関係

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「どうせ私は○○される」を疑うことで人生は変わる

人は過去の経験から自分のセルフイメージ(私はこんな人間だと自分で認識すること)を作っていきます。 例えば、友達や親に昔からかわいいと言われていたら『私はかわいい』というセルフイメージを持つようになります。 このセルフイメージは単純に自分をどう思っているかだけでなく、この自分に見合うように現実を選び行動に移していくことに繋がっていきます。 自分のことをかわいいと思っていると、かわいい自分に似合う服を選ぶようになります。 「かわいいね」と言われたら「ありがとう!」と素直に

うまく行かない時に現状維持という選択肢もアリ

物事が思ったように進まない時に、前に進むことと辞めることを以外に、現実維持という選択肢も持ってみることが大事だと思っています。 世の中にはどうしても自分次第で現状が変わらないことがあります。 特に恋愛や仕事など、他人がしっかりと関わってくることは自分ではどうにもできないことも出てきます。 この時に頑張って前に進むことと、思い切って辞めることだけではどこかで行き詰まってしまうことがあります。 結果、頑張って行動した自分を責めたくなってしまうかもしれません。 人生には時

許せない人をどうでもいい人にするために許す

過去にイヤなことをされたり、イヤなこと言われたりした相手に対して、「もう思い返したくもない!なんなら忘れたい!」と思っている時に効果的な心理テクニックをお伝えします。 それは、上から目線で許すことです。 具体的な方法を次に挙げるので、ぜひやってみてくださいね。 まずは殿様になった気分で「許してやろう」と言ってます。 次にお茶をこぼした赤ちゃんに話しかける感じて「いいよいいよ~許すよ~」と言ってみます。 最後に元カレを思い出した時の気分で「イヤな所もあったけど、他は好

叶えられなかった夢は、いま誰かが叶えてくれている

心理カウンセラーのお仕事に誇りを持って活動していますが、数年前に辞めた前職の理学療法士の仕事にちょっと心残りがありました。 理学療法士になるために4年制大学に通って、苦労して実習を通って、国家試験に合格して、病院に就職。ポンコツ新人から抜け出したくて必死に知識も技術も身に付けて、なんとか続けてきました。 でも結果として体力と気力が持たなくて辞めました。 簡単に言えば、私には向いていなかったんです。 考え抜いた末に割り切って辞めたはずなのに、ずっしりと重い悲しさが心の中