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不安をコントロールして自由になるコツ

不安はなくそうとしなくていいものです。不安がなかったら、安心に気付くことができないからです。

一緒にいて安心する人、安心できる場所があるから、私達は生きていけます。

無理に不安を作り出す必要はないけれど、自分の心に現れた不安はなくそうとせずにそこに居させてあげればいいと思っています。

でも時に不安は、とんでもなく大きくなって思考や行動の止めさせることがあります。いわゆる『不安がいっぱいでどうしていいのか分からない状態』になってしまいます。

不安は心の中にあってもいいけれど、コントロールする術を身に付けると、いまどうすればいいかがもっと分かりやすくなります。そして生きやすくなります。

心理カウンセリングの手法を利用して、不安をコントロールする術を身に付けてみてください。今日より明日の方がもっと自由を感じられるはずです。



不安なことを全部口に出してみる

不安を全て口に出すことで、何に対して不安を感じているのかが自分で分かってきます。

分からないって、不安です。分からないという恐怖心が、さらに不安を大きくしていきます。

身に覚えのない中身が分からない段ボールが届いたら、怖いじゃないですか。知らない人から中身がわからない水筒をもらったら、とんでもなく怖いじゃないですか。

分からないって、やっぱり怖いんです。

不安を明確にして、怖さをなくしていくことがまず初めにした方がいいことです。

その方法は、全部言葉にして口から出すことです。独り言でも、誰かに聞いてもらってもいいです。とにかく言葉にして出してみてください。

不安の正体が分かると、恐怖心から膨れ上がった不安は小さくなります。いま何に対処するべきか分かるだけで、解消される不安もあるんです。

不安を口に出すことは、不安を明確にして恐怖心や不安感を解消することだけではありません。

口に出した時点で、大元の不安も解消されることもあります。

なんだかよく分からない不安を言葉にすると、自分事から他人事に捉えることができます。つまり自分のことを俯瞰して客観視して分析できるようになるんです。

全部バーッと言ってみると、「あれ?これって不安になることじゃないよね?」と思うことが、何個か出てくるはずです。

その時点で何個かの不安はなくなってしまいます。

紙に書き出すこともいいのですが、紙とペンを用意して書き出すという手順が必要になるので、ちょっと面倒です。

ちょっと面倒になって後回しにして、不安に感じる時間を長くしてしまうのは避けたいところです。

口に出すだけならいますぐにでもできます。ぜひ不安を口に出してみてください。


世の中の情報から過度に不安を煽られていないか疑ってみる

世の中はアドバイスで溢れています。その中には不安を過度に煽って購買意欲を掻き立てるものも存在します。

間違ったことを伝えているわけではないので気付きにくいのですが、そこまで不安を煽らなくてもいいんじゃないかと思う情報もたくさん存在します。

つまり、いま自分が感じている不安は、誰かによって意図的に作られた不安かもしれないということです。

不安を感じた時は一度立ち止まって、過度に不安を煽られていないか疑ってみることが大切です。

自分では分からない時は、世の中を斜めに見ている人、冷静に分析できるプロの人などにぜひ相談してみてください。

でもなぜ、過度に不安を煽ぐ情報を鵜呑みにしてしまうのでしょうか。

様々な理由はありますが、元になっているのは「こんな私じゃダメだ」という自己否定である場合が多いです。

「こんな私じゃダメだから、もっとちゃんとしなきゃ」
「こんな私じゃダメだから、役に立たなきゃ」
「こんな私じゃダメだから、不安要素をなくさなきゃ」

これらのように自分に不足している不安要素を解消するために、過度に不安を煽るような情報をキャッチしてしまうことがあります。

もしこのような特徴を持っていたら、思考を逆をしてみましょう。

「こんなダメな私でいい」です。

ダメなままちゃんとしなくていいし、誰かの役に立たなくてもいいし、ダメな部分を必死に補おうとしなくていいんです。

ダメなまま幸せになりましょう。ダメなまま周りの人に愛されましょう。それでいいんです。


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