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物理学者の誕生日:5/26~5/31

5月26日:・・・

後で追加するかも。。。

5月27日:ジョン・コッククロフト(1897~1967)

5月27日はジョン・コッククロフト博士(1897~1967)が生まれた日。陽子を加速させ、原子核に衝突させることによる人工的な元素変換を初めて実現($${{}^{7}\mathrm{Li} + {}^{1}\mathrm{H}\to{}^{4}\mathrm{He}+{}^{4}\mathrm{He}}$$)。1951年にはウォルトン博士と共にノーベル物理学賞を受賞。

5月27日:ドナ・ストリックランド(1959~)

5月27日はドナ・ストリックランド博士(1959~)が生まれた日。高出力・超短パルスレーザーを生成する手法の開発により、ジェラール・ムル博士と共に2018年のノーベル物理学賞を授賞。女性研究者としては、史上3人目のノーベル物理学賞受賞。

2018年のノーベル物理学については、日本科学未来館の科学コミュニケーターによる解説が参考になる。

5月28日:・・・

後で追加するかも。。。

5月29日:ピーター・ヒッグス(1929~)

5月29日はピーター・ヒッグス博士(1929~)が生まれた日。クォークや電子などの素粒子に質量をもたらす「ヒッグス粒子」の理論予言をした物理学者。2012年にCERNでヒッグス粒子が発見され、2013年にはアングレール博士と共にノーベル物理学賞を受賞。

陽子はクォーク“3つ”から成ると考えられている。しかし、陽子の質量は、クォーク3つの質量の単なる合計ではない。陽子の質量の大部分は「真空の構造」で説明できると考えられている。以下の記事が参考になる。

https://www.jps.or.jp/books/gakkaishi/2016/12/71-12_70fushigi49.pdf

5月30日:ハンス・アルヴェーン(1908~1995)

5月30日はハンス・アルヴェーン博士(1908~1995)が生まれた日。スウェーデンの物理学者。磁場中にあるプラズマなどの電磁流体では、縦波だけでなく横波(アルヴェーン波)も伝播することを発見。この功績で1970年のノーベル物理学賞を受賞。

5月31日:チェンシュン・ウー(1912~1997)

5月31日はチェンシュン・ウー博士(1912~1997)が生まれた日。中国出身の実験物理学者。コバルト60($${{}^{60}\mathrm{Co}}$$)のベータ崩壊実験で、弱い相互作用におけるパリティの非保存を確認した。基本的対称性に関する重要な実験的功績。以下は参考になるページ。

また、以下のウー博士による講演録(邦訳)も大変読み応えがある。「科学は動的なものである」という締めは重みがある。

5月31日:ロバート・シュリーファー(1931~2019)

5月31日はロバート・シュリーファー博士(1931~2019)が生まれた日。バーディーン博士、クーパー博士と共に、超伝導を理論的に説明。場の量子論を用いた彼らの理論は「BCS理論」と呼ばれる。その功績には1972年のノーベル物理学賞が贈られた。

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