見出し画像

デス処方箋【コロナ2日目】


・9/21 8時。目が覚める。なんだかとても気分がいい。倦怠感も、熱っぽさもない。身体が軽い。ルンルンで体温を測る。


・34.7℃。


・低すぎて笑った。なんだこれ?コロナの逆か?私が感染したのは逆コロナなのか?いや逆コロナってなんだ。

・まあなんにせよ元気に動き回れることがとても嬉しい。さすが万年健康優良児の私。一日で元気になるなんて回復力半端ないな。「あれ?もしかして俺また世界救っちゃいました?」みたいなラノベの主人公感を出しながら悠々と二度寝。

・しかし何か違和感を覚える…明らかに何かが昨日と違う…。
喉の痛みがぶり返したのと、明らかに咳が出はじめたことに気づく。でも今のところ昨日の倦怠感よりよっぽどマシなレベルなので、まあいいか。

・二度寝から覚めた後も、そのままベッドでゴロゴロしながら、YouTubeで2chの修羅場話やオカルト系のまとめ動画を見漁り、眠くなったらそのまま寝る、という幸せな時間を何度か繰り返した。

・そんな感じで関連動画を漁っていたら、カルボ飯というレシピのショート動画を見つけた。これならすぐ作れるかなと思い、キッチンに立つ。動画では分厚いベーコンを使っていたが、冷蔵庫に賞味期限切れのウインナーが数本残っていることを思い出す。ウインナーをぶつ切りにしたが、なんとなく足りないかな?という気持ちになり、ベーコンも数枚切った。
卵とチーズと一緒に炒めて、ごはんにかけて、カルボ飯は完成した。
ひとつの料理にウインナーとベーコン、2種類も肉を使うなんて!なんたる贅沢!
「卵も使っているから、他人丼+他人で『他人他人丼』だわ!キャッキャ」なんて一人で勝手にはしゃいでいたけど、よく見たらウインナーもベーコンも豚肉だった。ちょっと変わった他人丼なだけだった。

・〇「ちょっと変わった」他人丼
 × 「ちょっと変わった他人」丼

・ただ、それと一緒に食べた無印良品のフリーズドライのスープが牛肉のスープだったので、結果的に鶏・豚・牛が綺麗に揃った「他人食事」になったのであった。

・まだ味はある。美味しく食べられる元気と味覚に感謝。でもこれ、味がなくなるかもってことは、苦手だったものも一時的に食べられるようになるかもしれないってことかい!?それはそれで楽しみだ。ハイパーポジティブシンキング。

・と思ったけどよく考えたら一人暮らしなんだし苦手な食べ物なんてストックしてないわ。

・昨日処方されたお薬の説明書を改めて読んでみる。処方されたのは4種類。

・お薬ひとつめ、「炎症と出血を抑える薬」。
…のどに違和感があると伝えていたから、それ用の薬かな?

・お薬ふたつめ、「痛みや炎症を抑え、熱を下げる薬」。
これは解熱剤だ。これが効いたから元気になったみたい。ありがたい。

・お薬みっつめ、「風邪やぜんそくを改善する漢方薬」。
…昨日は「いやいやw咳は出ないって言ったのになんでこれ処方されるのww念入れすぎでしょw」って思ってたんだけど、見事に今日から咳が出ている。お医者さんはエスパーか。
それともなんだ、「処方されると絶対にその症状が出る」、みたいなデスノートみたいなやつなのか。デス処方箋なのか。

・お薬よっつめ、「胃の粘膜を保護し、胃炎を改善する薬」。
これがデス処方箋ならつまり、これから胃痛にも悩まされるってことか…。
考えただけで胃が痛くなりそうだ。

・あとこれは知らなかったんだけど

イラストが可愛い。食べてるのはチャーハンなのか、はたまたでっけーアイスなのか。

食前服用は食事の30分前、食後服用は食後の30分後に飲まないといけないらしい。普通に食事の直前直後に飲んでたわ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?