見出し画像

【夢の中で会いましょう】ニゲラ

最近「らんまん」の投稿ばかりで、なかなか植物の記事を投稿できませんでした。

思えばnoteを始めたのは、コロナ禍まっただ中の2020年でした。なかなか自然の中へ出かけられず、悶々とした気持ちを吐き出すために、好きな植物のことを何となく書き始めました。
最初は、誰も見ていないんじゃないか?? と思いながらの投稿でしたが、少しずつ、スキやコメントを頂けるようになり、そして私も皆さんの記事に癒されたり、新しいことを教えてもらったり… noterさんとの交流を通して、ふさいでいた気持ちが少しずつ溶かされていきました。

今年、2023年の5月にコロナが5類に移行となり、長かったトンネルを抜けたような雰囲気が世の中に漂っています。GWには、賑わう空港や観光地の様子がテレビに映し出され、マスクなしで出歩く人も見かけるようになりました。

私も、以前から関わっていた自然体験活動のイベントが徐々に再開され、色々な方と自然の中へ行き、楽しむ機会が増えてきました。

それとともに、一人で静かに、いつまでも一つの花を眺めたり、植物の写真をじっくり撮影したりという時間は、だんだんと少なくなっていきました。
スマホの中にはイベントの様子を撮影した写真が増えていき、花の写真は、急いで撮ったピンボケのものばかりに。

うれしいことで、望んでいた変化です。そしてもちろん、コロナは無かった方がよかったのです。

ただ、一人でゆっくり自然を感じたり、そのことをnoteに書いたりする時間は、自分に、大切なものをもたらしてくれたな…と、今になって思います。

雨が降ったら一休み…。その雨宿り中にしか、見えないものがあるのかもしれないですね。

前置きが長くなってしまいました…。
そんなこんなで庭の手入れも全くできず、ドクダミ屋敷になっている我が家ですが、数年前のこぼれ種で、毎年ニゲラが咲いてくれます。

なんとも奇妙な花です…
(じっくり撮っても、やっぱりピンボケでした…)

神様の遊び心が詰まった造形…としか思えない、芸術的なお花ですよね。
魚の骨みたいな、とげとげの総苞(見た目の割には全く痛くありません)。
美しいパステルカラーの花弁に見えるのはがく片。
根元がほんのり染まったたくさんの雄しべの間から、同系色で少し色が濃い、本物の花弁がちょこちょこと顔をのぞかせています。
そして、噴水のように先が分かれた雌しべ。

全体を見ると、テーマパークのアトラクションのような、派手でにぎやかなデザインですね。

「らんまん」に出てくるバイカオウレンと、属は違いますが同じキンポウゲ科なので、花のつくりに少し共通点がありますね(花弁が小さく、がく片が花弁に見えるなど)。

花言葉は「夢の中で会いましょう」とのことですが、まさに、夢の国に咲く花のような雰囲気です。
※ほかに「困惑」「不屈の精神」「ひそかな喜び」といった花言葉もあるようです。

花が終わるとこんな感じに…風船みたいで,
ユニークな果実ですね。

noteの記事には自分の夢がたくさん詰まっているし、noterの皆さんと夢の中で会える場所でもあります。そして、夢は現実の中にもある、夢と現実はつながっている(?)ということに気づかせてくれたのもnoteかもしれません。

この記事が参加している募集

みんなでつくる春アルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?