すべては今この瞬間にある！

そう思うほどにだんだん今に意識が集中し、結果として執着が発生するというパラドクス。もうすでに今この瞬間十分幸せだと思い続けるのは、停滞を意味するのです。

この無常な世界において、今ココは拡張し続ける自分と共に移動するものであるということ。

そうして今この瞬間の幸せを享受し、感謝し手放してまた次の瞬間の豊かさを受け取らねばならない。

バナナを両手に持っていては次のバナナを受け取れないから。

まるで大道芸人のように次々やってくる幸せの球をヒョイヒョイと受け取っては手放すという芸当。

どうか豊かさを受け取る達人になって下さい。

つまり今ココの感覚の解釈としては、
『もうすでに持って生まれている』必要なものは、すべて既に与えられているというのが正しいでしょう。

そうしてそのこと自体に意識を向けてより当たり前のこととして認識。

あるいはより鮮明に思い出すといってもよいでしょう。

その結果自分の感度が上がったり、より顕著に可視化されたりするのです。

その後何が起こるのかはもう明白。
当然より豊かな人生がやってくるということ。
これは善し悪しの話ではありません。
より自分本来が望む体験という意味においてです。

病気、事件、事故、出会いや別れ。
自分が想像もできないありとあらゆる形で現実のものとなるでしょう。

どうかそれら自分だけの体験を楽しんでください。
あなたならきっとそれができるはず。

もうすでにあったという感覚の正体

きっと誰もがなんだかよくわからないけど『知っている』そんな感覚になったことがあると思います。

その思いは一体どこから来たと思いますか？

………それはずっとあなたと共にあったのです。

それなのに今まで自分で見てみないふりをしていただけ、だってそれって周りと違うから。でも最近は急になんだか色々わかるようになって、思うよりもずっと心地の良い日々がやってきた。

それは自分で自分を赦し、自分を受け入れる許可を出したから。

これまでの薄ボンヤリとした自分を手放し、自分本来を生きる決意が漲り始めているから。そんなの当然。だってあなたこそが万物だから。森羅万象・世界そのものであるあなたが、そうしたいと決めたから。

自信を持つとは、自分を信じると書きます。

ここにきてようやく自分が信じられるようになりましたか？

自分がすべてを知っていたと思い出しましたか？

………良かったです、ではこれからもありのままの自分を生きてください。

『知ってた』と思うだけでなく、実際に行動し続けてください。

とはいえこれはもう、あなたには言うまでもないことですよね。

これからは、活躍するあなたを遠くから応援できることでしょう。

今までありがとうございました。

願わくばこれからもどうぞよろしくお願いします。

◆著者紹介