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睡眠に対するマインドフルネスの効果

「不眠症とは何か知りたい」
「不眠症とマインドフルネスの関係について知りたい」

これらを解決するきっかけになる記事です。

まずは、不眠症とは何かみていきましょう。

不眠症とは

不眠症とは、入眠障害(寝つきが悪い)・中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)・早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)などの睡眠問題があり、そのために日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

引用:厚生労働省

睡眠時間は人により異なるため、「日中の活動に不調をきたす」のが問題とされています。
一般成人の30~40%は、不眠症状を有しており、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

近年、不眠症とマインドフルネスに関する報告がされており、本記事で紹介していきます。

不眠症とマインドフルネスの関係

今回は、下記の文献を参考に説明していきます。

Mindfulness meditation for insomnia: A meta-analysis of randomized controlled trials

結論

<マインドフルネス瞑想で改善した項目>
・睡眠の質(主観的な睡眠の満足度)

<マインドフルネス瞑想で改善されなかった項目>
・入眠潜時(ベッドに入ってから眠るまでの時間)
・総睡眠時間(合計の睡眠時間)
・入眠後の覚醒(入眠後に起きる時間)
・睡眠効率(ベッドにいる時間と実際に眠っている時間の比率)

であったと報告されています。

つまり、マインドフルネス瞑想は、睡眠の質の改善には貢献してくれても、合計の睡眠時間が増えたりはしない可能性があります。

しかし、マインドフルネス瞑想と睡眠に関する研究では、マインドフルネス瞑想は不眠症に有効と報告しているのもあります。

少しでも睡眠の質を高めたいと感じている方はマインドフルネス瞑想を試してもよいかもしれません。

簡単に実践できそうなマインドフルネス呼吸法


  1. 背筋を真っすぐ伸ばして、椅子にあさく腰かけます。
    顎は前にでたり、引きすぎたりしないようにします。

  2. そして軽く目を閉じます。

  3. 鼻から吸うときは7秒位かけて、ゆっくりと吸います。
    その時に、呼吸の出入りを、注意深く気づいてください。

  4. 鼻腔から入っていく様子や、お腹に入っていく様子に気づいてください。
    お腹に入ってきた時は、「膨らむ、膨らむ」と言葉をかけてもよいです。

  5. そして呼吸をはく時は、鼻から10秒位かけてゆっくりと吐き切ります。
    ​その時も注意深く呼吸に気づいていてください。

下記のリンク動作で紹介されている内容になります。

まとめ

・不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒などの睡眠問題で、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。
・マインドフルネス瞑想は、睡眠の質(主観的な睡眠の満足度)を改善する可能性があります。
・不眠症とマインドフルネス瞑想に関する研究では、効果あるというものもあれば、ないというものも存在します。
・実際に体験し、効果があれば継続するのが大切になります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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